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ル・クルーゼ

また人にプレゼントしたものを激写。

Nabe
ストー嬢の結婚祝いに妙齢メンバーで贈ったル・クルーゼ。
ココットロンドのチェリーレッド。

かわいくて使いやすそうだが、予想以上に重い。
22cmタイプで3.5kg。

Le Creuset ココット・オーベルジン27cm パープル 25137-27
ナスとか

LE CREUSET ココット・パンプキン 22cm オレンジ 25038-02-09
カボチャとか

Le Creuset ココット・ダムール (単品) 19cm チェリーレッド
ハートもオススメだったんだが、拒否された。

『日はまた昇る』

日はまた昇る――日本のこれからの15年
『日はまた昇る――日本のこれからの15年』
ビル・エモット・著
吉田利子・訳
草思社

『日はまた沈む』はうまいタイトルだと思ったけど、
『日はまた昇る』だとまんまヘミングウェイじゃん。
それでも経済の専門家に「日本の景気は復活する」と言ってもらえるのは
やっぱり嬉しいものなんだろう。現在、ベストセラーなのも納得。

といっても内容は、「日本経済は復活するけど、そのためには
いろいろと解決しなきゃいけない問題があるよ」といった感じで
経済や政治や社会の課題をあげている。
しかし、経済に詳しくないので、
「雇用や債権や法律がこう変わるとこうなる」と言われても
どうしてそうなるのかよくわからないところも多い。

おもしろいのは靖国に関する部分で、
「外国人から見ると、この建物は祈りの場ではなく、
日本歴史の争点をめぐって、一つの見解を打ち出して
説得するプロパガンダの場だ」と言っていること。
そして靖国問題を解決するためには、
「靖国を宗教施設ではなく、国立の慰霊施設と定義して、
東京裁判と矛盾するような展示物を取り除き(遊就館のこと)、
戦没者および戦争の犠牲者に関する博物館に模様替えし、
14人の戦犯の霊は特別の儀式を行なって、他の神社に移す」
と提案している。

南京大虐殺についても
「中国側が主張する30万人虐殺という数字は過大で、
おそらく真の数字は5万から15万あたり。これでも恐るべき大虐殺であり、
中国側はもっと妥当な数字を認め、
日本側は事件について衷心から謝罪し、日本のすべて教科書に
事件に対する責任を明確にする記述を掲載することで和解できる」
としている。そして、「日本軍の南京侵攻70周年にあたる2007年に
日本の首相と中国の主席が南京で共同慰霊祭を執り行なうのが
絶好の機会だ」と述べている。

いずれも大胆な提案だが、今まで靖国というと
どちらかの側から書かれた感情的な意見が多かったので、
客観的な意見としておもしろい。

『A-A'』

『A-A'』
萩尾望都
小学館文庫

というわけでスーさんに貸していただきました。

確認したら1981年の『プリンセス』掲載だから、25年ぶり。
当時の『プリンセス』って『王家の紋章』や中山星香が連載してたくらいだから
(今でも連載してる?)、十分ファンタジーな雑誌だったんだけど、
それでもこの『A-A'』は異彩を放っていた。
一度しか読んだことがないのに強く印象に残った作品だったので、
あらためて読んでがっかりしたらどうしようと心配だったんですが、
昔読んだときより楽しく読めました。

クローンとか氷の中で眠る彼女とかばかりを覚えていたんだけど
今、あらためて読んでみると、ずいぶんラブ・ストーリーな話だったんだなー。
「氷の中で眠る彼女」は、記憶の中の絵とだいぶ違いましたが、
なぜか一角獣のモチーフがあったことは覚えてました。

そのほかの収録作では一角獣ものより『六月の声』が
「風が歌ってるよ。なんて言ってるのかな」
「ジュテームって言ってるのよ」
「私は六月に行くのだから、私の行く宇宙はいつも六月よ」
とセリフが全編ポエムで素敵。
1972年の作品だけど、このころの文学化した少女マンガをちゃんと読んでみたい。

200系

みーこさんへのプレゼントを買いに、有志4人で秋葉原のNゲージショップへ。

「古い電車が好き」というのは知ってたんだけど、
具体的な車両がわからず、
「新幹線はこまちがかわいいって言ってた」とか
「東海道線を飾っていた」とか、店内で素人発言を連発。
しかも予想以上にNゲージがかっこよく、
あっという間にプレゼントを買いにきたんだか、
何しにきたんだかわかんないほどみんな夢中に。

車庫用引込線電動ポイントセットとか、信号機延長コードとか
高架駅セットとか、わけわかんないものもいっぱい売っていた。
結局、店内で売っていたカタログを見て、
初代の東北新幹線を購入。

Ngage3
200系東北・上越新幹線4両セット。

Ngage1
プレゼントしておいて激写している私。
本物の電車よりNゲージのほうが好きかも。
人形もそうだけど、作り物の美しさに惹かれがちなのか。

Ngage2
かわいいー。

『葬儀を終えて』

『葬儀を終えて』
After the Funeral
アガサ・クリスティー・著、加島祥造・訳
ハヤカワミステリ文庫

1953年発表のポアロもの。
ここでもポアロは現役引退しているので、名前を名乗っても
「あんた誰」みたいな反応しか得られず、「学校は何を教えてるんだ」と怒っている。
(「ポアロは名探偵」なんて教えないだろうに。)
物語の半分以上、ポアロは登場せず、群像劇の脇役に徹している。

「だって、 リチャードは殺されたんでしょう?」という一言からすべてが始まる力技。
犯人当てに関しては、『アクロイド』並みにずるいんじゃないかという気もするんだけど、
基本的にクリスティーの作品は理論的に考えていって
犯人はこの人しかありえないみたいな推理はできないようだ。
ここではAさんが犯人だけど、これがBさんやCさんになったところで、一向にかまわない。
ストーリーテラーとしてのおもしろさが、今に続く人気なんだろう。
私的にはスーザンとロザムンド、ふたりの魅力的な姪が
それぞれ自分を愛してくれない男を旦那にしてしまい、
ポアロが同情を示すとこがおもしろかった。
会話の中にヘレナルビンスタインが出てくるんだけど、この頃からあったんだ。

ファンによるクリスティベストテンでも8位や9位にランクイン。
(80作以上のクリスティー作品が対象だそうだから、かなりの人気作ってことですね。)


大阪雑感

というわけで、怒涛の大阪建築散歩に行ってきたわけですが、
いろいろ思ったことなど。

・エスカレーターでは大阪は左側を空ける、
っていうのは知っていたんですが、
実際にやってみると最初のうちは何度もまちがえそうに。
でも、右利きが多いことを考えると、右手で手摺を持つ大阪式のほうが
合理的なのでは。海外でも大阪式の方が多いとか。

・人がすごい勢いで歩いているのは東京も大阪も同じなんですが、
大阪の人って道をよけない?
たとえば東京だと、前から人がきた場合、私が右に50cm、
向うが左に50cm移動するので、お互いにぶつからないで通り過ぎる。
だけど、大阪だと、前から人がきても、まったく移動してくれない。
なので、私が1m移動することになる。うーん、思い過ごしですか?

・PiTaPa(大阪のパスネットみたいなカード)の宣伝ポスターに
「現代の三種の神器、パソコン、新聞、PiTaPa」と書いてあった。
パソコンはギリギリ神器かもしれないけど(むしろ携帯とかネット)、
新聞って? レベルの高いジョークだった。

・なんばみたいなところが東京にも欲しい。
「りくろーおじさんのチーズケーキ」を妹に紹介してくれた大阪の方は
「大阪では安くて量があってうまくなければ売れない」
と言っていたそうですが、確かに。
東京だと、「安いけどたいしてうまくない」とか、
「うまいけど高い」ものが多いからね。

Osakachika
天井が高いので広く感じる地下鉄のホーム。

大阪建築散歩 2日目

朝は9時頃に起きて、10時出発。
まずは、なんばで朝ごはん。

Osaka72
朝の高島屋。屋上に観覧車?
妹はこの向かいの『りくろーおじさんの店』で焼きたてのチーズケーキを購入。
ここのチーズケーキはホールで1個500円という安さ。
ふわふわでしつこくないのでペロっと食べられます。

Osaka73
金龍ラーメンの龍が踊る千日前。
この向かいでたこ焼きを買って食べる。

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一応、グリコも。

Osaka78
法善寺

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法善寺横丁
この近くのクレープ屋をねらっていたのだが開店前でした。

朝食後は、なんばからいったん新大阪に出て、荷物をコインロッカーに入れて
梅田に戻って、東梅田から南森町へ。
そして、今回の旅の目的でもある泉布観へ。

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泉布観
毎年、春分前後の数日間だけ一般公開されるので、
今回の日程はこれにあわせて決めました。

Osaka83

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暖炉の側のネコと思ったら、グリフォンだそうです。

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ランプには人の顔が!

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ベランダ。

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泉布観の隣に立つユースアートギャラリー

泉布観の目の前は桜の通り抜けで有名な造幣局
土日は休みだと聞いていたのですが、どうやら入れそうなので、
入口で名前を書いて造幣博物館へ。
(あとで聞いたら、「いつもは休みなんですけどね。
泉布観さんが開けるっていうんで、じゃあ、うちも開けるかと思って」と館長さん。)

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造幣局

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造幣局旧正門

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造幣博物館

貨幣の作り方から昔の大判、小判、海外のコインを展示している博物館。
博物館員さんによる解説があったんですが
「大判は徳のあった家臣に与えるために作られたもので、一般には流通しない」とか。
「ねずみ小僧が配って回ったので江戸の人は小判を見たことがあったでしょうが、
大阪の庶民には小判も一生に一度見ることがあるかどうかだった」とか
「私たちみたいな庶民は、この一文銭で、だんごや魚を買ってたんですが、
16文でかけそばが一杯食えた。今だと400円とか500円ですよね。
それで換算すると、小判一枚4000文なので、今だと12万円ぐらい。
千両箱が一億円ぐらいになります」とか非常にわかりやすい。

「時代劇に使われている小判はブリキで、これは投げるとチャランチャランと音がするけど、
本当の小判は投げるとペタっという感じ。
これが金の含有量が少ない粗悪な金貨だとカランくらいの音になる」とか、
実際に手にもってみると金80%の小判と70%の小判だとあきらかに重さが違うとか
いろいろ勉強になりました。

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博物館の入口にある造幣局創業当時の時計。ちゃんと動いてます。

大阪城まで行くには一度駅に戻ろうか、ここから遠回りだけど歩こうか
地図をながめて悩んでいたら、博物館員さんが「どちらまで行くんですか?」と
親切に大阪城までの地図を出してきて道を教えてくれたので、
それにしたがってテクテク歩くことに。

Osaka119
桜宮橋。こっから桜之宮公園を川沿いに歩く。

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川崎橋。向うに大阪城が見える。

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桜之宮公園。川の両側がずーっと桜なので咲いたらさぞ綺麗でしょう。

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川向こうの要塞が次の目的地旧大阪砲兵工廠化学分析所

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旧大阪砲兵工廠化学分析所
駐車場として使われているものの、現在は空家。
この手の建物が廃墟って迫力あります。

外堀をぐるっと回って大阪府庁へ。

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大阪府庁
妹いわく「本当にここで仕事してんの」という感じのモザイクがすごい。

次の目的地旧第四師団司令部庁舎が案内図には見当たらないだが、
場所からしてどうやら旧市立博物館らしいと見当をつけて、天守閣へ向かう。

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大手門から見えた変な建物。
大阪歴史博物館&NHK大阪放送局。地球儀?

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こちらも要塞というか牢獄のような旧第四師団司令部庁舎
全国都市緑化おおさかフェア運営本部として使われていました。

Osaka140
目の前は大阪城天守閣
暖かいみたらしだんごを食べました。

案内図によるといちばん近い駅は大阪ビジネスパークらしいので、
梅林を観賞してから、ビル風を抜けて駅へ。
(さらっと書いてますが、寒くて辛かった。)

Osaka141
大阪城の梅林。

大阪ビジネスパークから京橋へ。
駅前のコムズガーデンでお好み焼きを食べてひと息。
電車内のICOCAの宣伝に
「PiTaPa(パスネットみたいなもの?)との相互利用スタート、
Suica地域でも使えます」と書いてあったので、
裏を返せばSuicaも大阪で使えるはず!というわけで、JRに乗ってみることに。
実験台として妹を先に改札に向かわせるとピーッとエラーに。
「なんだ使えないじゃん」とよく見たら、そこはJR京橋駅ではなく、京阪の京橋駅。
歩いてすぐのJR京橋駅で再びSuicaを試してみると、今度は無事に通過できました。
Suicaが使えた!というささやかなことに感動。
で、JR環状線で大阪駅へ。

この時点ですでに6時ぐらいだったのですが、
昨日、見忘れた大阪中央郵便局を最後にチェック。

Osaka142
大阪中央郵便局
東京中央郵便局と同じ吉田鉄郎の設計。
1階は店舗なので天井が高く、上の階は局員の宿舎なので天井が低い造り。
東京中央郵便局ともども取り壊しが噂されている。

予定していた建築ウォッチングはほぼ終了したので、
新大阪に戻って、夕食用の柿の葉寿司や蓬莱の肉まんを買って
7時30分ごろの新幹線で帰京。

今回は
旧阪急梅田駅コンコース(解体中)、
ダイビル(2009年解体予定)、
泉布観(期間限定公開)
が最優先だったので、心斎橋あたりの建物がごそっと抜けてます。
大阪の近代建築を2日で全部見るのはどだい無理な話なので、
またゆっくり遊びに行きたいです。
(今度はもうちょっと暖かいときにね!)


大阪建築散歩 1日目

一度は行かなくちゃと思っていた大阪に行ってきました!
私は建築ウォッチング。そして仕事で何度か大阪に行っている妹は
(つい3日前も行って帰ってきたばかり)、仕事抜きで遊びに行きたいというのが目的。

9時30分東京発の予定が、仕事場から直行してきた妹が遅れたので、
9時53分に出発して、12時30分に新大阪に到着。大阪って近いなぁ。
まずはワンデイパスを買って、梅田へ。
旧阪急梅田駅コンコースの場所を探してしばらくうろうろ。
しかし、大阪の地下街の広いこと。駅2つ分くらいは軽く地下でつながっていて、
しかも両側にずらっと店が並んでいる。

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すでに工事が始まっている阪急百貨店(梅田阪急ビル)

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旧阪急梅田駅コンコース
現在、解体工事中。伊東忠太の壁画ははずされちゃってますが、
ギリギリ見れました。

あいにく小雨が降ってましたが、てくてく歩いて中之島へ。
中央公会堂中之島図書館日本銀行をチェック。

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大阪市中央公会堂
岡田信一郎というより、辰野式。

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みおつくしプロムナード

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中之島公園に立つ銅像。飛び込むところ?

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中之島図書館

図書館は公共施設なので入れます。入館証をもらって中へ。
ホールがあまりにも美しいので、ダメもとでたずねてみたら、
許可をとれば撮影もOKとのこと。
簡単な書類を書いて撮影させてもらう。

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図書館ホール。

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日本銀行大阪支店

さらに中之島を歩いてダイビルへ。
かねての計画どおりダイビル内の喫茶店「大大阪」で休憩。
ダイビルは2009年に解体が決定していますが、
大大阪には昔のダイビルの写真が飾られ、
古き良き時代をしのべるようになってます。

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ダイビル(大阪ビルディング)

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小さいけれどかなり美しいダイビルのエレベーターホール。

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こういう古くささが素敵。

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妹が見つけて驚嘆していたダイビルの郵便ポスト。
エアシェルターの要領で、上の階の差入口に手紙を入れると
一階のポストまでストンと落ちる仕組み。

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郵便差入口。

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淀屋橋駅に向かって歩いている途中で見つけた旧住友銀行本店

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旧住友銀行の入口横になぜか顔を出していたアヒル?

淀屋橋駅から地下鉄で心斎橋駅に移動して
開店280周年記念フェスタを開催中の大丸をチェック。

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大丸心斎橋店

雨がひどくなってきたので、ひと駅ですが、
電車で難波へ移動して、ひとまずホテルにチェックイン。
「移動と食事を考えるとホテルは絶対、なんば」
という妹の主張の元選んだホテル一栄は、なんば駅とは地下直結で楽。

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ホテル一栄
“モダンな和”がコンセプトで他の部屋はちょっと変わった和室らしいけど、
これは洋室。47㎡という広さがゆったりできました。

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ホテルの窓から見た高島屋

私は疲れていたので、もう食事まで一歩も外に出なくていいよ
と思っていたのですが、くいだおれ目当ての妹が30分もしないうちに
「出かけよう」と言い出し、しぶしぶ出発。

なんばパークス近くでキャベツ焼きを食べ、
法善寺横丁と道頓堀と松竹座を眺めてから明石焼きを食べる。
なんばって初めてきましたが、町全体がイートインというか、
みんな平気で食べ歩きしてて、すべてが安くてうまくて量があるって感じで
いやー、独特の町ですねー。
思っていたほどごちゃごちゃした町ではなく、
かに道楽やグリコが地味に見えるほど、
いろんな店がいろんな飾りつけをしていておもしろい。

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松竹座

この時点でお腹いっぱいだったんですが、
妹が「動物園前に行こう」と言い出し
私としても通天閣を見なくていいのかという気持ちがあったので、電車で移動。

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通天閣
今は解体されていますが、妹の話だと右手前にボロビルがあり、
その屋上から白骨死体が発見されたことがあったとか。

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やっちゃっつ観がただようフェスティバルゲート
メリーゴーランドが撤去された跡。

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第3セクターにより運営されていたが、経営不振で倒産。
営業しているテナントはほとんどなく、
この日は大阪プロレスの興行日なので
妹によると「これでも活気があるほう」だとか。
なんだか明るい廃墟でした。

その後、天王寺動物園の門だけみたり、ジャンジャン横丁をのぞいて
串焼きを食べて、なんばへ戻る。

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夜の高島屋。屋上の地球儀の赤道(?)が回る。

東久邇宮記念賞

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最近、C君とみーこさんが毎日やっているゲーム。
三目並べのようなものらしい。
外箱に“東久邇宮記念受賞”と書いてあったので、
「東久邇宮と言えば、皇族で戦後、首相にもなった人だけど、
なぜ、その人の記念賞が?」という話になる。

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調べてみたら、東久邇宮は
「発明に上下貴賎の区別はない。ノーベル賞を百とるより、
国民一人一人が、小発明家になることが大切だ。一億総発明運動をおこしたい」
と発明学会の名誉総裁までなった人で、遺言で記念賞ができたのだとか。
東久邇宮は、パリで浮き名を流したとか、
戦後、いろんな商売や宗教にまで手を出したけどうまくいかなかったとか
天皇からもらったという土地ももめにもめた結果、
手放すことになったとか(現・ホテルパシフィック東京)
まあ、波瀾万丈な人生を歩んで102歳で亡くなった訳だけど、
意外にドクター中松みたいな人だったのかも。

『追跡!ネットワークセキュリティ24時』

追跡!ネットワークセキュリティ24時
『追跡!ネットワークセキュリティ24時』
山羽六・著
IDGジャパン

セキュリティーコンサルタントである著者が
自身の体験を元にフィクション仕立てで9つの事件を描く。
強固なセキュリティーが自慢だった会社が、
新しいシステム構築の際の小さなミスで侵入されてしまったり、
外注が持ち込んだパソコンからウィルスに感染したり、
セキュリティーって結局は“人”なんだなー。

ファイヤーウォールのシステムやら、エンジニアじゃないと
わかりにくいところもあるが、まあ、そこらへんはすっ飛ばしても
小説として楽しめる。
登場するコンサルタントがやたらおいしい役なのも、まあ、しょうがないか。
(さっと現われて、さっと事件を解決し、笑顔で去っていく。)

ウィルスメールが大流行したとき、
うちの会社でもシステム担当が走り回っていて
やれパッチだ、アップデートだとメールの警告がきて
正直、うるさいなーと思ったりしたんですが、ネットワークを守るって大変なんですね。
本を読み終わったあと、思わず、ウィルスチェックとウィンドウズアップデートをしました。

東京ルー

Tokyo Rouxのカレーを買ってみた。
Soup Stock Tokyoのお店なので、やっぱり味が似ているような。
今日のカレーは私にはちょっと辛すぎだけど、甘口やハヤシライスもあるらしい。
スープだけだと、すぐお腹が空いてしまうので、ご飯がついてるのはいいかも。

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スプーンがかわいい。

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牛。


『11人いる!』

11人いる!
『11人いる!』
萩尾望都・著
小学館

ビジネス書ばかりではさすがに飽きるので。

萩尾望都の名作SFコミック。ちゃんと読んだのは初めて。
(アニメをちらっと見たことがある。)
秀逸なタイトルを勝手に「幽霊の話?」と思っていた。
さらに、宇宙大学の試験の話だとわかってからは、11人目は主人公だと勝手に思っていた。

おもしろくてラストまで一気に読んだけど
萩尾望都には『トーマの心臓』や『ポーの一族』もあるので、
そのときの衝撃にくらべると、大傑作とまでは思わなかった。

萩尾望都だった思うけど、昔、読んだマンガで
恋人が事故死して、そのクローンが研究所にやってくるんだけど、
彼はクローンの彼女を認めることができなくて、
やがて事故死した恋人(氷に閉じこめられている)を見つけて…、
姿を消した彼の代わりに、彼のクローンが研究所にやってくる。
という話があって、一度しか読んでいない短編なのにすごく印象に残っている。
(今調べたら『A-A’』という作品だった。
もう一度読んでみたいような、そっとしておきたいような)

『ソースネクスト「特打」マーケティング』

ソースネクスト 「特打」マーケティング
『ソースネクスト「特打」マーケティング』
平林千春・著
ダイヤモンド社

この本が近所の本屋で面差しになっていたのには驚いた。
ソースネクストのビジネスが普通の本屋で売られるほど一般化したということか。

目のつけどころは悪くないのだが、
残念ながら著者がパソコンにも、ソフトウェアにもまったく詳しくないようで、
ソースネクストから聞いた話をそのまま書いているという感じ。
“コモディティ化戦略”に対する考えについては
松田社長があちこちで語っているから今さら目新しい話でもない。

たとえば、著者は“自動インストール機能”を
「初心者ユーザーの視点に立ったすばらしい機能」だと絶賛するのだが、
それだけでソースネクストが売れた訳ではないだろう。
“自動インストール”や“スリムパッケージ”だけでソフトが売れれば苦労はしない。

1980円という値段は確かにインパクトがあるが、
それまで9800円とか4800円で売っていたソフトを1980円に値下げする一方で
「フリーソフトみたいなソフトをパッケージにして売っている」という批判だってある。
自社ではなく、他社で開発しているソフトが多くを占めており、訴訟になったこともあった。
インストールしたとたんに不具合が多発してネットで散々叩かれたソフトだってあった。
こういう批判にきちんと答えてくれないと、ソースネクスト本の意味がない。

ソースネクストのすごいところは、とにかく実際にソフトを売っているという点だ。
パソコンのハードウェアだって伸び悩んでいる現在、
ソフトウェアの売り上げなんてたかがしれている。
今でも売れているのはセキュリティーソフトだけで、ウィンドウズ95時代は
山のようにあったソフト会社も多くは市場から撤退してしまった。
そんななかで、なぜソースネクストがちゃんとソフトを売っているのか。
本の中では、3名しかいない営業が芸能人並みのスケジュールで
販売店舗を増やしていったと書かれているが、
店を回ったり什器を作るだけで店舗が増える訳はない。
そこらへんの秘密をぜひ解き明かしてほしかった。

『ミリオンズ』

『ミリオンズ』
at 下高井戸シネマ

『28日後…』が意外におもしろかったダニー・ボイル監督作。
「お金で買えないものはない」はホリエモンの名言だが、
これはお金で奇跡を買おうとした少年の物語。

キリスト教的には「富める者は貧しい者に与えることで幸せになれる」ので、
欧米では寄付は当然の行為らしい。
(だからビル・ゲイツも多額の寄付をしている。)
この映画のダミアンくんは貧しい人にお金をあげることで、
死んだママに会えるかもしれないと思っている。

説教くさくなりそうな話だが嫌味がない。
彩度の高いカラフルな映像やCG、早回しもやり過ぎるとヘンだが、
ファンタジーなこの物語には効果的。

『ライブドアショックの真実』

ライブドアショックの真実
『ライブドアショックの真実』
岩崎博充・著
ぶんか社

昨年の10月からオンライントレードを始めたので、
ライブドアショックはリアルタイムで見てきた。
今回の事件で私がいちばん頭に来たのはライブドアでもホリエモンでもなく、
脆弱な東証のシステムと、マスコミの過熱報道ぶりだ。
1月16日の強制捜査といい、1月23日の堀江貴文逮捕といい、
六本木ヒルズから悲壮な声をはりあげて現場中継する必要があったのか。
「現在ライブドアには電話がつながらず、本社はだいぶ混乱してる模様です」って
そりゃ、あんたみたいなのが、必要もないのに電話をするから混乱するんだろう。

ライブドア株は強制捜査前でも1株700円、1株単位で買えたから
株初心者が手を出しやすかったのは事実。
それでも、ライブドアの元々の事業であるソフトウェア販売を見れば、
とても信用できる会社でないのは素人にでもわかる。
ライブドアが買収したプロジーはいいソフトもたくさん出してますが、
『Lindows』を大々的に宣伝したかと思えば、さっさと手を引いたり、
ライブドアのソフトウェア販売もインターネット戦略も行き当たりばったりに見える。
いろいろ指摘されている通り、ライブドアの資産は実業ではなく、
株価や買収による利益なのだ。
それを承知でライブドア株を買っていた人たちは、
それが実際の価値よりずっと高いバブルな値段だとわかっていたのではないのか。
大損した人も多いだろうが、ライブドア株に限っては同情する気になれない。

東証が2時40分に売買を停止した1月18日は、
私も押し目狙いで買い注文を出していたから、
「あと20分くらい根性で動かせよ」と思った。
この程度で動かなくなるようでは、ブラックマンデーみたいのがきたらどうなるんだ。

前置きが長くなったけど、この本はそうした問題点を冷静に分析している。
ライブドアの行なった証券取引法違反についても、
ワイドショーのように、「こんな悪いことしてたんですねー」といった取り上げ方ではなく
投資事業組合についてもていねいに解説していてわかりやすい。
その上で、粉飾決算を見抜けなかった会計監査制度や、
株価暴落を招いたマネックス証券や東証の不備、
事件をあおったマスコミの姿勢を厳しく批判している。
今回のことを教訓に、きちんとした対策をとらないと、
現在のようなオンライントレード全盛の市場では、
小さな出来事がきっかけで大きな変動が起こるという警告ももっともだ。
当たり前のことが書かれているだけなのだが、胸のすくような気がした。


歌行燈

くーさんオススメの和風野菜カレーうどんを買ってみる。
あらかじめ、聞いておいたものの、店の場所がわからずうろうろ。
伊勢丹のデパ地下の『歌行燈』の商品。8階にもお店があるらしい。
創業明治10年、泉鏡花の小説『歌行燈』のモデルとなり、それをそのまま店名にしたとか。

Kare
くーさんと似たような写真を撮ってみる。
あまりうまそうに写っていないが、野菜がいっぱい入っててうまかった。

Kudan
徹夜明け。天気があまりいいので写真を撮ってみる。
九段教会は文句なしにかっこいいが、教会としてはどうなんだろう。

『マギンティ夫人は死んだ』

『マギンティ夫人は死んだ』
MRS McgINTY'S DEAD
アガサ・クリスティー・著
田村隆一・訳
ハヤカワ文庫

ポアロ再読キャンペーン続行中。
『スタイルズ荘の怪事件』が1920年、『アクロイド殺人事件』が1926年の作品で
この『マギンティ夫人は死んだ』が1952年なので、ポアロも年をとった感じ。

ちょっと怖いタイトルは
「マギンティ夫人は死んだ
 どんなふうに死んだ?
 あたしのようにひざついて…」
というマザーグースのような童謡からということになっている。
(日本でいうと「かごめかごめ」とかか?)

マギンティ夫人が家政婦として働きに行っていた家の人たち、みんなが容疑者、
おまけに新聞記事にでてくる、過去の有名な事件に登場する女性4人までが
関わってくるので、どれがだれやら、あっという間にごっちゃに。
それでも一応、推理などしてみるものの、
私が犯人だと予想した人は、思いっきりミス・リーディングで、
ポアロに「私が○○さんを犯人だと考えていると思わせておいたのです」と言われる始末。

料理もかたづけもヘタなモーリン・サマーヘイズや
アガサ・クリスティ自身をパロディにしたようなオリヴァ夫人のキャラクターが秀逸。

丸石ビル

仕事で日本橋へ。
少し早めに出て30分だけ建築ウォッチング。

Tokiwa01
常盤小学校

Tokiwa02
窓のアーチがかわいい。
どこからかリコーダーの音が聞こえてきました。

Maruishi01
丸石ビル

入口のところに「重要文化財」の札があり、
「あれ、この札を最近、どこかで見た覚えがある」と思ったら、
『実録!ファンド資本主義  ヒルズな奴らの錬金術』という本に
あるビルから出てくる特捜の写真があって、
そのビルにこの「重要文化財」の札がかかっていたのでした。
(その本を見たときも、え、会社か自宅が重要文化財なの?とびっくりした。)
調べたら丸石自転車が架空増資で強制捜査されたときの写真でした。
丸石ビル、丸石自転車と名前も同じなので、関係があるのでしょうが、
丸石自転車はその後、上場廃止になっているし、本社も移転しているようです。

それはともかく、丸石ビルの期待以上のロマネスクぶりにときめく。

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この彫刻が素敵。

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彫刻さんアップ。


『クローズド・ノート』

クローズド・ノート
『クローズド・ノート』
雫井脩介・著
角川書店

人気のある作家さんらしく本屋でも新刊コーナーに平積みされている。
しかし、正直なところ、いまひとつ。
前の住人が置き忘れたノートという設定は悪くないのだが、
ノートに書かれた伊吹先生の青春が薄っぺらく
主人公のように共感したり、感動できない。
著者は小学校の教師という職業をよくわかっていなかったんじゃないかと思ったら、
あとがきを読むとそんなことはなく、むしろこの小説を書くきっかけだったらしい。
だとしたら、そのきっかけに対する美しい思い出が、
伊吹先生の青春もただ綺麗ごとにしてしまったのではと邪推する。

主人公の女子大生と伊吹先生の物語が上手にクロスしないのももったいない。
また、主人公、香恵がキャラクターとして弱いので、ラブストーリーとしてもピンとこない。

ストーリーの流れとしてはそれほど重要ではないのだが、
香恵がアルバイト先の文房具店で万年筆を売る場面があり、
スーベレーンとかトレドとかカランダッシュとかカレンとかが続々出てくる。
ここがこの小説のいちばんおもしろい部分で、
『独身王子に聞け!』に出てきたパイロットのキャップレスといい
ちょっと万年筆が欲しくなった。
ちなみに、香恵が愛用しているのはデルタのドルチェヴィータ・ミニという設定。

※この話をミーコさんにしたら、神保町の金ペン堂というお店を教えてくれた。
このお店の万年筆はすべて調整済みなので、試し書き不要らしいが、
やっぱり試し書きはしたいよね、というのが私たちの一致した意見。
(『クローズド・ノート』では、試し書きがきっかけで、香恵はある青年と出会うので
やっぱり試し書きは必要なのだ。)

『1週間で身につく七田式奇跡の右脳習慣』

1週間で身につく七田式奇跡の右脳習慣
『1週間で身につく七田式奇跡の右脳習慣』
七田眞・著
阪急コミュニケーションズ

右脳を“開く”と今までの何倍もの能力を開花させることができる、
とそのすばらしさとトレーニング法が語られているのだが、
この手の本はただ読むだけではだめで、実践して初めて役に立つのだろう。
しかし、呼吸法ぐらいならともかく、記述やイメージ、暗示などは
半信半疑の私にとって実際にやってみるにはハードルが高い。

速読や高速モーツァルトはいいかも。

七田式教育法を受けた子供たちは本がすごいスピードで読めるだけでなく、
手で触れただけで本の内容を感じ取ることができるという。
テレパシーやサイコキネシスなど、超能力とされてきたことは
今では右脳の能力として説明できるのだそうだ。

それで、思い出したのが昔見た「天才少年少女大集合」みたいなテレビ番組。
暗算少年や、演歌少女の中で、ひときわ注目を集めたのが
まだ小学生にもならない男の子で、彼は母親が手に持ったカードに書かれている絵
(電車や自動車だったと思う)を、カードの表側を見るだけで、ことごとく当ててみせた。
母親は「なぜこんなことができるようになったのか、わからない」と言っていたが
これも、少年が潜在的に右脳の能力が発達していて、
カードの絵を感じとっていたとすれば説明がつくことになる。
(右脳がもっているのはイメージする力だから、カードが絵なら読み取れる。)

まあ、超能力は超能力で説明がつかないほうがおもしろいけどね。


『独身王子に聞け!』

独身王子に聞け!―30代・40代独身男性のこだわり消費を読む
独身王子に聞け!
牛窪恵・著
日本経済新聞社

30代、40代の独身男性に60人にインタビュー、
そのほか、メーカー側の話や統計データから独身男性の消費トレンドをさぐる。

正直、独身男性を“独身王子”と呼ぶところからしてついていけない。
モテ系王子、ナルシー系王子、やんちゃ系王子、デキる系王子という分類も
女性ファッション誌や日経トレンディならアリだろうが、寒い。
著者をはじめ、インタビューしているのがすべて女性なので、
女性側から見たフィルターがかかってしまい、男性陣の本音はいまひとつわからない。

しかし、独身、既婚に関わらず周囲にいる男性の多くが、
4つの分類のどこかに当てはまるのも事実。
つまり、けっこうお金をもっている世代が、それを何に使うか、
エステか、ガンプラか、カッシーナのソファーかMBAかという違い。
そして、登場する男性たちが描く“成功した自分の理想の姿”は
驚くほど似通っている。
それはこの本が分析するように、「同じテレビ番組を見て育った世代であり、
バブルを直接間接的に知っている世代」だからなのかもしれない。

軽く読むのにはちょうどいいが、私のように独身男性が何を考えてるかなんて
どうでもいいという人には向かない。
お金をもっているこの世代に向けて、マーケティングしたい人にはいいかも。

『親切なクムジャさん』

親切なクムジャさん プレミアム・エディション

親切なクムジャさん
at 下高井戸シネマ

『JSA』、『春の日は過ぎゆく』、そして最近ではチャングムのイ・ヨンエ主演。
『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督の復讐三部作、最終章。
となれば、かなり期待してたんですが、去年11月の公開時点で
聞こえてくるのは不評ばかり。それなりの覚悟をして見に行きましたが、
見終わって最初に思ったのは「わけわかんねー」。

そもそもあの娘の父親は誰なの?
なぜ殺害場面をビデオに撮っておく必要があったの?
13年間、計画したわりにはずいぶんお粗末な復讐じゃない?

登場人物も多く、時間軸もあちこち交差するので
(女子高生姿のイ・ヨンエまで登場する)
話を整理するのに手一杯で、キャラクターの感情まで理解できない。
去年映画を見ている妹は、やっぱり「わけわかんねー」と思い、
ノベライズ本を読んでいるので、いろいろと背景を説明してもらったんですが、
まあ、たしかに映画でそんな背景をこと細かに描かれてもつまらないだけ。
にしても、かっこつけた赤と黒の幻想的な映像と
強引な復讐譚がさっぱりかみあわない。むー。

『オールド・ボーイ』の復讐には美学があったのに、
復讐者が女性のせいか、残酷なわりに、手ぬるい。
イ・ヨンエが見せる夜叉のような笑顔には女優だなーと思いましたが。

土曜の夜ということもあって、客席はけっこうな入り。
チャングムファンなのか、年配の夫婦客も多かったんですが、
一様に「ずいぶんイメージが違うね」と戸惑ってるようでした。

『みんなの意見は案外正しい』

「みんなの意見」は案外正しい
「みんなの意見」は案外正しい
ジェームズ・スロウィッキー・著
小高尚子・訳
角川書店

原題は『The Wisdom of Crowds』。
衆愚政治といわれるように、人々は集団になると愚かだと考えられてきたが、
適切な条件の下では、集団は個人より正しい判断を下すことができる。
たとえば、牛の体重を当てるコンテストでは、
投票された平均値が誰よりも正解に近かった。
たとえば、スペースシャトルの事故が起こったとき、
エンジンを担当した会社の株価が急落し、まさにそのエンジンが事故原因だった。

読む気になったのは『ウェブ進化論』でもこの本が取り上げられていたから。
グーグルが最適なサイトを選び出すことができるのも、
このThe Wisdom of Crowdsによるものだという。
(インターネットは玉石混交だといわれるが、
集団の叡知によって玉を選びだすことができるようになる、のだそうだ。)

楽しく読んだけど、集団の叡知が正しく働く条件は結構厳しい。
当然のことながら集団が出した答えがいつでも正しいとは限らないのだ。
この手の翻訳本にしては訳がとても読みやすくて感心。

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