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『革命メディア ブログの正体』

革命メディア ブログの正体
『革命メディア ブログの正体』
伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ・著
インデックス・コミュニケーションズ

ジョーイこと伊藤穣一のブログ本と聞いて、
最初は「ずいぶん懐かしい人がなぜ今語る」と思ったりしたのだが、
私が知らなかっただけで、デジタルガレージはテクノラティジャパンを始めたり、
株式会社WEB2.0なる会社まで作っていた。失礼しました。
伊藤穣一は自分のブログで中国や韓国の人々と対話しながら、
南京大虐殺についての文章をまとめて、
最終的にはWikipediaに掲載しようとしているらしい。
私はどうせSNSでコミュニケーションするならアジア圏がいいなと
考えていたので、この試みはおもしろいと思う。
といってもジョーイが語るのは序章だけ、
終章をテクノラティの創業者デヴィッド・L・シフリーが担当し、
第1章~第5章はデジタルガレージのメンバーが書いている。

私はこの手の本ばかりを読んでいる訳なので、
正直、書かれていることに特に目新しさは感じない。
日本におけるブログと、アメリカにおけるブログの変遷の話はわかりやすいが
「ブログがメディアを大きく変える」という意見にはいまだ懐疑的。
当然、大きな影響を与える存在にはなるだろうが、
それではたして世界が変わるだろうか。
選挙やカトリーナのときにブログが独自のメッセージを発信した
というは事実かもしれないけど、災害によってはネットどころじゃないだろう。

第3章から第5章はほとんどテクノラティの宣伝。
ブログ検索エンジンのどこが便利なのか、今までピンとこなかったんだけど、
(むしろブログを検索対象からはずしたい場合が多い)
リアルタイムに何が今話題になっているか
を知るのには最適である、ということはわかった。

デヴィッド・L・シフリーは語る。
「今、2900万人もの人が、自分の好きなもの、嫌いなもの、
思いを強く持っているものについて書いている。
そういう注目をすることによって、彼らは一つの市場を作っている。
そしてお互いにリンクを通じて対話をしているのである。」

「人々は何千年も前から、例えば、井戸の周りでいろんな話をしたり、
あるいはお茶を飲みながら、最新の情報やゴシップについて語り合ったりしてきた。
今ようやく、こういった情報をトラッキングできるようになり、
インターネットの規模を持って実現できるようになったのである。」

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