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『ブロークバック・マウンテン』

『ブロークバック・マウンテン』
at シネマライズ

作品賞こそ逃したものの、アカデミー賞監督賞をはじめ、
数々の賞を総なめしたアン・リー最新作。
カウボーイの同性愛を描いたということで、そこばかりが注目されがちですが、
思っていたより、描写はずっとソフトで上品。
そもそもヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールという、
ナイーブな美青年2人なので、男同士でキスしても絵になってしまう。
物語的にも決して認められることのない愛を大切に抱え続けた恋人たち
といった感じで、きれいにまとめすぎかなー。
これで上映禁止になったりするのだから、
アメリカでは同性愛は非常に微妙な問題なのだろう。

むしろ、彼らが抱える家族の話が重い。
彼らはそれぞれ結婚して家庭を築くのだが、どちらも幸せではない。
それは一番愛する人が妻の他にいるからなのだが、
幸せでないのは奥さんも同じこと。
そこらへんはミシェル・ウィリアムズが簡潔に演じていてうまい。

結婚して子供がいる家庭があって、って幸せの構図のように見えるけど、
それほど簡単なことじゃない。
「俺はこの生活から逃げられない」というヒースも悲しいし、
そう思われている奥さんも悲しい。
自分はどこかで違う人生を選べたんじゃないかという象徴が
ブロークバック・マウンテンなのか。

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