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『デジタルな生活』

デジタルな生活―ITがデザインする空間と意識
『デジタルな生活 ITがデザインする空間と意識』
小川克彦・著
NTT出版

韓国産のmp3プレーヤー『mpman』を初めて見たときは衝撃的だった。
自分でCDからmp3ファイルを作ってみて、さらに驚いた。
CDってデジタルなんだと改めて思った。
(当時はリッピングソフトでCDからwavファイルを作り、
エンコーダーで1曲20分くらいかけて変換して、
『winamp』で再生するという、非常にめんどうな手順だったっけ)
1曲いくらで音楽をダウンロードする時代がやってくる
とそのときちゃんと予想できたわけではないけれど、
音楽のあり方が変わるだろうくらいのことは思った。
実際にmp3は、音楽配信の方法から、音楽との付き合い方、
そしてたぶん音楽そのものも変えてしまった。

そんなふうにテクノロジーによって、私たちの生活がどう変わったかという本。
「テレビが茶の間の中心から、ビデオやファミコンで使われることで個人の持ち物になった」
という話はよくわかるのだが、インターネットに関する記述は、
パソコン通信時代の発想から先に行っていない気がする。
著者がパソコン通信ユーザーだったことから、映画『(ハル)』を例にとった
コミュニケーションの話がよく出てくる。
私もパソコン通信時代をなつかしくは思うけれど、
それと今のネットコミュニケーションはあきらかに違う。
また、パソコン暦が長そうなわりに、
「ケータイはパソコンと違って、使っている最中にとまったりしない」
といった記述がでてきて、ちょっと苦笑する。

mp3やmpegの技術解説も出てくるので、
この10年くらいで、テクノロジーがどれだけ変化したか
振り返ってみるのにはいい本。

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