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『Web2.0 BOOK』

Web2.0 BOOK
『Web2.0 BOOK』
小川浩、後藤康成・著
インプレス

「Web2.0とは何か」という質問に端的に答えるのは難しい。
これがWeb2.0だという実体がある訳じゃないからだ。
まず、従来のウェブ(Web1.0)との比較対照としてのWeb2.0なので、
ウェブの変遷を知る必要がある。
AjaxやRSSなどWeb2.0をささえる技術の説明も必要だし、
ロングテールやマッシュアップ、フォークソノミーといった概念についても
知っておきたい。
Ajaxについては技術的な説明をするよりも
『グーグルマップ』を見せて「これがAjaxだ」と言ったほうがよほど話が早い。
なので、技術と概念をなんとなく理解したうえで、
Web2.0的サービスの紹介になる。
本書もそういう構成になっており、『ウェブ進化論』とこの本を読めば
Web2.0というトレンドについて、だいたいのところはわかるようになるはず。

今、読まれるべき本なので、出版を急いだのだろうが、
てにをはが間違っていたり、図版の入り方がヘンだったり、
校正のずさんさが目に付く。
共著だが、あきらかに後藤氏の方の文章が読みづらい。
これは著者というより、編集側の責任だと思う。
各ページにキーワード解説や関連URLを掲載するのは結構だが、
RSSについてのキーワード解説が何度も何度もでてきて、
「XMLを利用したコンテンツ配信フォーマット」なんていう、
ネットのIT用語解説を貼り付けたレベルなのはいかがなものか。

RSSを考えた人は偉いと思っていたのだが、
この本と『ブログの正体』によって、
それがネットスケープとデイヴ・ウィナー(ワイナー)だとわかったのは収穫。

Web2.0を「XMLによって構造化が進んだWEB」と説明した点も、
今までそういう見方をしていなかったけど、納得。


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