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『キング・コング』

キング・コング
『キング・コング』

今さらながら1933年版『キング・コング』を見る。
こうやって見てみると、ピーター・ジャクソン版はかなりオリジナルに忠実だったんだなー。
船員が脚本家になったり、ディティールを描きこみすぎてバカみたいに長くなっているけど、
キング・コングが恐竜と戦う場面や船員たちを木からたたき落とす場面は構図までそっくり。
キング・コングのねぐらや、原住民の祭壇など髑髏島の風景もオリジナルを再現している。
しかし、そのぶんオリジナルの良さが際立つ。
CGや美術セットが派手になると、逆に安っぽく見えるのはなぜだ。

キング・コングも登場シーンでこそ「なんだ、このドンキー・コングのオモチャみたいなのは」
と思ったけど、慣れてくると、ギクシャク感がうまいことキング・コングの動きに活きてくる。
美女をつかんで走る場面なんて、ジャクソン版のCGよりずっといい。
ストップモーションでこれだけのクオリティーを実現していたことに驚く。

ジャクソン版のナオミ・ワッツとキング・コングの間にはシンパシーがあったけど、
オリジナルのフェイ・レイはキング・コングの片想い。
そう思って見ると、エンパイアステート・ビルでも、キング・コングがフェイ・レイに向かって
むなしく腕を伸ばしているように見えなくもない。
ピーター・ジャクソンはきっとキング・コングの片想いを感じとってしまったんだろうな。
まあ、私はジャクソン版でも「キング・コングの愛? なんだかんだ言ったって猿じゃん!」
と思っちゃったんだけどね。

ジャクソン版のラストでジャック・ブラックが「Beauty killed beast」と言う場面は
どうにも余計なので、きっとオリジナル版にある台詞なんだろうと思っていたら、
やっぱりそうでした。

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コメント

子どものころ超はやってて、親に連れて行ってもらったが
満員で入れなかったという思い出がある。
結局観てない。
1933年版じゃないよ。

1976年版ね。
私も見てないけど、私らがなんとなく覚えてるキング・コングのイメージって、
きっと、こっちだよね。
自分でドンキー・コングとか書いてて、そうか、元祖はキング・コングかーと思った。
最初に猿を主役にして、ビルを登らせようと考えついた人ってすごい。

アメリカのユニバーサル・スタジオにもキング・コングがいたような(うろ覚え)。

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