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『ロボットと暮らす』

ロボットと暮らす 家庭用ロボット最前線
『ロボットと暮らす 家庭用ロボット最前線』
大和信夫・著
ソフトバンク クリエイティブ

以前は新書といえばもっと読み応えのある教養本だった気がするのだが、
最近は数時間で読み終わって、テーマを広く浅く紹介した軽い内容の新書が多い。
この本も、現在、買うことのできる家庭用ロボットから、
5年後、10年後、近い将来の実現可能なロボット像を探ろう
というテーマは悪くないのだが、つっこみが甘すぎる。

家庭で使われることを考えるなら
安全性のため、かならずしも人型ではなく、
腕をつけないとか、二足歩行ではなく車輪にしたほうがいい、
インターフェースは音声認識、またはニンテンドーDSのようなペン入力、
といった指摘は、実際のロボット開発を知っている人からでた現実的な声だろう。
日本のロボット開発がアトムの呪縛にとらわれているとか、
「アシモがうちのリビングにいたら邪魔だな」という意見や、
外出時には頭脳部分を取り外して持ち運びができるマイロボット像もおもしろい。
それだけに、さらに先をいく議論がほしかったところ。

ロボットとは直接関係ないのだが、
家事は愛情のバロメータであるから、ロボットから料理を出されたら
「僕は妻に料理も作ってもらえない」と感じるとか、
洗濯というのは、ただ洗って乾かせばいいのではなく、
もっと高度で知的でめんどうな作業で、
子供が脱ぎ散らかした服を集め、色物や手洗いを分け、
たたんで収納するところまで洗濯とよぶのだと
女性は力説するのだが、自分で洗濯をしたことのない男性陣にはピンとこなかった
といった話は、なんだか保守的だなーと思いながら読んだ。


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