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『二次元へいきまっしょい!』

二次元へいきまっしょい!
『二次元へいきまっしょい! にじいき』
本田透、アニメ会・著
KKベストセラーズ

オタクによるオタクの解説書?
チャラチャラした高校生、羽場もてるが好きになったのは、
ツンデレ系オタク女子の亜季ちゃん。
「自分よりハイレベルのオタク少年でなきゃつきあわない」
と彼女に言われて、もてるはオタクになるための修行を開始する。
というストーリーを漫画とライトノベルで展開しながら、
ライトノベル、アニメ、同人誌、フィギュア、アキバを解説。

昨今のオタクブームや萌え経済学の中で、
「非オタクがオタク文化を検証する」といった本や
『オタクエリート』みたいな雑誌まで出てきてるんですが、
この『にじいき』はそれに対するアンチテーゼというか、
「オタクの世界ってこんな感じ。楽しそうでしょ」
というのをオタク側から紹介している。
それをマトモにやらないで、あえてオタクっぽい、
ライトノベルと漫画とコラムという構成にしているのはユニークなんだが、
この手のライトノベル文体と漫画って非常に苦手で読みづらい。
どこで笑っていいのかわかんないギャグとかツッコミとか、疲れる。

「フィギュアの原型師は現代のミケランジェロであり、
運慶である」ってのはおもしろかったけど。

本田透は『萌える男』で「オタクは2次元キャラに萌えることで
自分自身を救済している。萌えこそ純愛であり、正しい行為である」
と力説している。
この人はかなり真剣にオタクの立場の正当性を訴えているというか、
“恋愛至上主義”や“オタク差別”と戦っているんですが、
それだけオタクにとって3次元(現実の世の中)が住みにくくなってる
ってことなんでしょうか。

「たとえ他人に後ろ指さされても趣味に生きる覚悟がない奴が
「俺ってオタクだからさあ」などと言うな」と書かれているんだけど、
いつからオタクはそんな悲壮な決意の元になりたつものになっちゃったんだろう。
私の周りなんて、自分を含めてヌルイオタクでいっぱいだからなー。
そういう決意をしなきゃいけないほど、
オタクは『電車男』ブームの余波に今でも嫌な思いをしてるってことなのか?


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