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『レナード現象には理由がある』

『レナード現象には理由がある』
川原泉・著
白泉社

川原泉、久々の新作!

川原泉の作品で、いちばん完成度が高いのは
『銀のロマンティック…わはは』だと思うのだが、
好きなのは初期の『真実のツベルクリン反応』とか『月夜のドレス』のような、
まだ荒削りだったけど素朴なのほほん系の作品。
(『美貌の果実』や『オペラ座の怪人』になると、
レベルは高いが彼女の陰と陽の陰の部分が強くでてくる。)

今回の『レナード現象には理由がある』は、
成績優秀だが人とうまくコミュニケーションできない男子と
どっか抜けてる、のんびり女子、
という彼女お得意のカップリングが4組登場し、
いわば原点回帰のような作品。
『バビロンまで何マイル?』以降、方向性の定まっていないような
中途半端な意欲作ばかりだった気がするので
古いファンとしては素直に嬉しい。

途中、『プロジェクトX』ネタが出てくるので
初出一覧を確認したら「レナード現象には理由がある」は2003年1月号メロディ掲載。
「ドングリにもほどがある」は2003年11月号~2004年1月号、
「あの娘の背中に羽がある」にいたっては2004年11月号~2005年8月号の掲載。
(どれも読みきりぐらいの長さの中編である。)
あいかわらず、筆が遅そうだなと勝手な心配をしてみる。

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