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『仏像のひみつ』

仏像のひみつ
『仏像のひみつ』
山本勉・著
朝日出版社

これはおもしろい、よくできた本。
売れてるのも納得。
仏像にもソシキがあって大きくわけると、
「如来、菩薩、明王、天」になる。
それぞれのポーズや格好にも意味があって、ここを見ると、どの仏像なのかわかる。
などなど、仏像の意味、種類、作り方などをイラストをまじえて紹介。
簡単に読めるけど、これから仏像を見る眼がまったく変わる本。

「~っていうんだけど」、「そうだ。たとえば~」
のような子供向け文体はむしろ読みにくいのだが、
東京国立博物館の職員だった著者が、
最後にてがけた特別展示「仏像のひみつ」が評判になり、
内容を改めてまとめた本なのだそうで、
子供に向けた特別展示という意向を継承しているらしい。

そもそも私たちはキリストの誕生日を知っていても
釈迦の誕生日が4月8日だということを知らない。
仏教の信者でなくても、日本の文化のベースになってるはずなのにね。

三尊像には、
釈迦如来の両側に、普賢菩薩と文殊菩薩が並ぶ「釈迦三尊」、
薬師如来の両側に、日光菩薩、月光菩薩が並ぶ「薬師三尊」、
阿弥陀如来の両側に、観音菩薩、勢至菩薩が並ぶ「阿弥陀三尊」
があるとか、
愛染明王は、「どろどろとした愛情や欲望も、
それが激しく深いほど、大きくて深いさとりの心に変わる」
と愛欲を否定しない仏であるなど、勉強になりました。


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