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ネットはジャーナリズムを変えるのか

『ブログはジャーナリズムを変える』を読んでつらつら考えたことが
長くなってしまったので、本の感想から逸脱する部分はこっちに。

NewsWeekが「ブログは新聞を殺すのか」、「ネットはテレビを殺すのか」
という特集を前にしていたが、それによると
アメリカでは日本以上にネットに対する既存メディアの危機感が強い。
ローカル誌が一定の力をもっているアメリカで、実際に新聞の部数は落ちている。
ABCだったと思うが、ニュースの合間に「このインタビューの詳細はABC.COMで
ご覧になれます」とテレビでの放送を補完する形で積極的にネットを利用し始めている。
そうじゃないと、ネットにテレビが飲み込まれるだろうと認識しているのだ。
日本とアメリカでは新聞やテレビのあり方が異なるので、まったく同じように考えることは
できないのだが、このままでは新聞もテレビもネットに飲み込まれる点では同じだろう。

たとえば、佐々木俊尚氏の『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』という本の場合、
『ウェブ進化論』の著者、梅田望夫氏のブログで、
梅田氏と『たけくまメモ』の竹熊氏がこの本について
コメントとトラックバックを通して語り合っている。
切込隊長をはじめ、名の知られたブロガーたちの感想もネット上で読むことができる。

『オタク女子研究 腐女子思想体系』は内容に対するバッシングが起こり、
著者のブログはコメント欄を一時閉鎖した。
その辺の経過や内容に対する批判についてはまとめサイトすらできている。
雑誌や新聞の書評を読むより、実はこうしたネット上の意見を読むほうがおもしろい。

書評だけでなく、ニュース記事やワイドショーネタでもこういうことは起こっている。
ジタンの頭突き、QBK、極楽とんぼ加藤の謝罪などは、
どこのテレビ局よりもYouTubeが映像配信の力を発揮した。
極楽とんぼの映像は100万以上アクセスも集めながら、
テレビ局からの依頼で削除されたという。

テレビ局はテレビで放送したものをもっとネットでも配信して見られるように
すればいいと思う。実際にネット配信に積極的なテレビ局もあるけど、
どこもコンテンツ作りには苦労してると思う。
一方で、メディアがのどから手が出るほど欲しがっている
人気コンテンツがYouTubeにはある。
現在、障壁となっているのは著作権だと思うが、最初の段階で、
この番組はネットでも流すという契約を出演者たちや権利者と結んでおく
とか、方法はあると思う。
iTunesでは人気ドラマを放送した翌日にポッドキャスティングしている。
新ドラマなど最初の1、2回を夕方に再放送しているケースがあるが、
視聴率がふるわないくらいなら、ネットで配信するのもひとつの手なのでは。

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