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『Web2.0超入門講座』

Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる「これからのWeb」のすべて
『Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる「これからのWeb」のすべて』
小林祐一郎・著
インプレスジャパン

『ウェブ進化論』の功罪として、「Web2.0」という言葉だけが
ひとり歩きしてしまったことがあると思う。
明確な定義もないものだから、Web2.0解説本がやたらと出た。
なかには「これのどこがWeb2.0の話なんだ」という本まで
タイトルに「Web2.0」と銘打つことで売れている。
そんな中でこの本は比較的まっとうにWeb2.0のキーワード、
本質的な意味を解説している。
逆に言うと、ある程度「Web2.0ってこんなもん」と
わかっている人には、目新しい話は特にない。

ちょっとめずらしいところでは、Web2.0を
“スケールフリー・ネットワーク”というキーワードで説明している点。
スケールフリー・ネットワークとは「ノードが増え、成長し続ける」ネットワークで
「ノードは好きな(有用な、有名な)ノードを選んでリンクする」という法則がある。
そして「Web2.0とは、スケールフリー・ネットワークであるWebで
成功するための方法」だという。
つまり、「たくさんリンクを得れば勝ち」で、
ロングテールもAPIもブログもたくさんリンクを得るための方法だと。

私は「Web2.0がビジネスになる」とか「Web2.0が儲かる」って考えは
『ウェブ進化論』の誤読だと思っていて、あまり信用していない。
(今後のネットサービスはWeb2.0的なものになっていくだろうけど、
それと儲かるかどうかは別問題。)

この本の第7章では「Web2.0を体感するための10の手がかり」
として次の項目をあげている。
1. オンラインショップで買い物をする。
2. RSSリーダーでブログを読む。
3. Ajaxを利用したWebサービスを体験する。
4. Podcastingの番組を聴いてみる。
5. 「口コミ」情報を探してみる。
6. 家に帰ったらパソコンとテレビをつけて、
パソコンの前に座って寝るまですごす。
7. Q&Aサイトで質問してみる。
8. 試験的サービスを利用して、
サービス関係者に意見や要望を出してみる。
9. 「情報の共有」を経験する。
10.ブログを書く、読む、コミュニケーションする。
どこがWeb2.0?というものも含まれているけど、
頭でいろいろ考えるより体験しなきゃWeb2.0はわからないってのはそのとおり。

紹介されている中でおもしろそうなWeb2.0サービス。
gooラボ、アルプスラボ、はてなラボ、
マップコミ、Ask.jp、NAMAAN、kizasi.jp

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