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東京マラソン観戦

抽選に落ちてしまった東京マラソンですが、
会社からはKくんとSくんが出場。応援に行ってきました。

マラソンのスタート時間は9時10分でしたが、
私は9時30分頃のそのそと起床。
予報どおり昨日からの雨がまだ降っているので、
ねーさんに「雨だから私やめる」と電話して二度寝しようとすると、
「えー、テレビ中継見てみなよ。おもしろいよ」とハイテンションな返事。
テレビをつけると先頭集団は日比谷を回ったところだが、
Kくんの位置をネットで確認するとまだ新宿ガード下あたり。
(2人とも位置確認のためにGPSケータイをもって走っている)
先頭集団が品川を回ったころ、Kくんは歌舞伎町あたり。
少しずつ移動していくのがおかしくて、
Kくん、Sくんとも5km地点の関門を突破したことを確認して家を出る。

5kmのタイムからすると、
Kくんは9分/km+20分(スタートにかかった時間)
Sくんは7分/km+15分
くらいのペースで走っているらしい。
それから計算すると、12時ごろに銀座に着けば、
Sくんが20km地点を通過するのに間に合うはず
と考えると思わず駅まで早足になる私。私が走ってどうする。

日比谷に着くと、わーみんな走ってる
と思ったとたん、目の前をSくんが通過。
「がんばれー」と声をかけると向こうも気がつく。
(後から聞いたら、あそこに私がいると思わなかったので感動したとのこと。)

Kくんの位置を携帯で確認すると泉岳寺のあたり、
20km地点の関門は12時39分が制限時間なのだが、
Kくんは芝公園、新橋、と携帯の位置は進んでいるもののなかなか現れない。
制限時間まで残り9分になったので、逆方向に移動しながらKくんを待ち受ける。
制限時間を過ぎたところで、ねーさんが「携帯では内幸町にいる」ことを発見。
「内幸町ってここだよ」、「えー、じゃあこのへんにいるんだ、どこ?」と探すと
収容バスに乗ろうとするKくんを発見。
後から聞いたら15km地点の品川あたりからずーっと歩いていて、
何度も自転車の人にリタイアを勧められたのだが、20kmまでは行かないと
ハーフ組(私とねーさんのことらしい)に何を言われるかわからないので
20km地点まではがんばって、そこでリタイアしたそうだ。
いやー、GPS携帯だけでかなりハラハラしたよ。

Rimg0297b
銀座を走る(歩く?)人々。雨と寒さがつらそうでした。

その後、Sくんが30km地点にくるのを待つために、銀座4丁目付近に移動。
私の携帯ではSくんの位置はわからないので、他の応援軍団に電話。
「今、どこ?」「え、俺たち、京橋」「誰がお前の位置なんか聞いてる!」
とバカな会話をしながら確認すると、Sくんは両国あたり。
何度か位置確認しながら、1時間ほどSくんを待つ。

私が走ったときは見も知らぬ人の応援も結構嬉しかったので
手当たり次第、「がんばれー」、「ファイトー」と応援。
「もう、足が動かないのよ~」、「歩いていいんですよ」と会話したり、
隣にいたおじいちゃんが「おーい、やすこー」とおばあちゃんランナーに声をかけてたり
(「がんばってください」というとおばあちゃんはニコニコ手をふってくれた)、
知り合いに差し入れをしていたおばさんが、他の人にも差し入れを分けてあげると、
えさに群がるハトのようにランナーがよってきて、
おばさんは後から別のものを買ってきていろんな人に配ってあげていたり、
視覚障害の方が伴走付きで走っていたので
声をかけるとガッツポーズで応えてくれたり、
小さいけど、いろんなドラマがありました。

Sくんの通過を無事見送ってから、
ねーさんとアディダスとアシックスの店を見て周り(わかりやすい行動)
ご飯を食べてから解散。
せっかく近くまで来たので、新橋の中銀カプセルタワーと
『東京駅はこうして誕生した』にも出てきた旧新橋停車場を見学して帰宅。
フジテレビがゴール映像をアップしていたので、
ネットでSくんゴールの瞬間を確認しました(至れり尽くせりですな)。

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建て替えが決定している中銀カプセルタワー。

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旧新橋停車場の0哩標識。
「明治の私鉄と産業発展」という展示を開催中。
国有化の話を読んだばかりだったのでよくわかりました。

ネットのニュースやブログを見ると、大成功ということで
おおむね好評をもって受け止められている東京マラソン。
でも、なかには「マラソンなんてぜんぜん興味がないから迷惑」
「たかだか3万人のために大規模な交通規制をして、
何万人もが不便を被る。意味あんの?」という声も。
私は思いっきりランナーよりなんで客観的判断は無理ですが、
観戦した感想から言うと、東京マラソンは3万人のためだけのものじゃなかった。
走った人、応援した人、通過した町の人、ボランティア、警察、
みんなひっくるめて東京マラソンに参加していた気がする。

初めての都心の大規模マラソンということで、
もっとトラブルが起こるんじゃないかと私も疑っていたのだが、
制限時間が過ぎたとたん、ボランティアが総出で道のゴミをひろい、
5分とたたないうちに、普通に車の通る銀座に戻っていた手際の良さにびっくり。
運営側の努力はすばらしかったと思う。
(水のフタが飲む人もいないのに全部開けられていてもったいなかった反面、
配給用の食糧が足りなくなってしまうなど不手際もあったみたいだけど。
Sくんは知らないおじさんがくれたカロリーメイトで生き延びたと言っていたから
食糧が足りなかったことで、沿道の人が自主的に食糧を配り、
あちこちで感動もあったりしたわけですが。)

翌日の『特ダネ』では「これだけ交通が発展した東京で、
不可能だと考えられていた“祭り”を実現した」とコメントしていたけど、
「東京」で、「3万人のため」だけに、大規模な交通規制をしたこと、
それ自体に意味があるんじゃないかと思うんだよね。
もちろん、本当に仕事に支障をきたしたり、
車じゃないと移動できない人もいるわけで、「1日くらいいいじゃん」とは言えないし、
交通規制の方法は考えたほうがいいだろうけど、
東京という街を見直すきっかけになるイベントとして発展していただきたいと思うのだ。

※追記
東京新聞がなかなかよい記事を書いていました。
「東京マラソンを考える」
「迷惑という発想が出ること自体が、スポーツが自分たちのものになっていない証拠。
たかが市民のお祭りだからこそ公道を封鎖すべきで、
少数のエリートのために封鎖する方がおかしい」
という玉木正之氏の指摘に全面的に賛成。

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