« DVD『プラダを着た悪魔』 | トップページ | TV『ガリレオ』 »

TV『ROOKIES』

ROOKIES (ルーキーズ) 表(おもて)BOX通常版

『ROOKIES』

テレビドラマとしてはずいぶん雑な作りだと思う。
毎回、無理やり泣かせ所をもってこようとしているので、
感動の押し売りはうざいし、
1時間半や2時間のスペシャルをもたせるために、
先生が野球部員ひとりひとりの名前を呼ぶ場面など
だらだらとくどい編集も多い。
(最初の乱闘シーンの場面なんて何度見させられたことか)

原作はちらっとしか見たことないけど、
もともと森田まさのりの熱血漫画は苦手で
それをそのままドラマにしちゃうのも苦しい感じ。
最初のころの、川藤が「夢をあきらめるな!」とか
「俺はお前を信じてる!」という叫びも、
「何も知らない奴が何言ってんだ」と野球部員じゃなくても思う。
つまり、納得できるようなベースがないので、
どんなに感動シーンが演じられていても
わめいたり、泣いたりしてるようにしか見えないのだ。
そういう意味でちゃんとおもしろく見れたのは初勝利をつかむ第8回。
ここは試合過程やそれまでの蓄積があるから、
描かれている勝利の感動に共感できる。
最終回も悪くないが、いかんせん2時間は冗長すぎる。

で、ブツブツ言いながらも全話見たのは、役者がよいから。
主演の佐藤隆太はこの役には若すぎないかと思ったが、
本人が「川藤を演じられたら引退してもいい」と言って
佐藤隆太が川藤に合う年齢になるまで、原作者がドラマ化を
断わり続けたっていうんだから、まあ、いいのかも。
熱血テンションの高さは見ていて疲れるが
佐藤隆太が演じることで原作より爽やかなキャラクターになったのは確か。

このドラマで名を上げた市原隼人はどっかで見たなーと思ったら
『黄泉がえり』、『陰陽師Ⅱ』に出ていた男の子。大きくなったねー。
女の子みたいな顔で「うっせー」とか言うのは背伸びしてる感じもするが、
低めの声と独特の台詞回しで「あったりめーだ」とか言うのは悪くない。
城田優は『花ざかりの君たちへ』、『神はサイコロを振らない』、
どちらも陸上部員役で、背が高いわりに肩がずんぐりしてるので、
陸上部のユニフォームが似合わないなーと思っていたんだけど、
野球部のユニフォームだと体型がわかりにくいのね。
そのほか、『戦国自衛隊1549』の中尾明慶、
『パッチギ!』というより、宮崎あおいの旦那として有名な高岡蒼甫、
『仮面ライダー電王』の佐藤健など、
野球部員たちはイケメンというより個性派ぞろいなので、
わりとすぐに全員の見分けがつく。
(最近の男の子ってみんな同じに見えるんだもん)
それほど演技力が必要とされない役なので、
素の部分のキャラクターに魅力があるかどうかが大事で
その点、このキャスティングは成功していると思う。
いちばんおいしいとこをもっていったのは小出恵介で
『僕の彼女はサイボーグ』に引き続き、ちょっと見直しました。


« DVD『プラダを着た悪魔』 | トップページ | TV『ガリレオ』 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27590/24464069

この記事へのトラックバック一覧です: TV『ROOKIES』:

« DVD『プラダを着た悪魔』 | トップページ | TV『ガリレオ』 »