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映画『クライマーズ・ハイ』

クライマーズ・ハイ (Blu-ray Disc)
『クライマーズ・ハイ』
at 下高井戸シネマ

日航機墜落事故を追った地元新聞社の話。
主演の堤真一をはじめ、堺雅人、遠藤憲一
と登場する男たちがかっこいい。

写真を載せるために広告をはずしたら、
広告局が「誰のおかげで金稼いでんだ」ってどなりこんできたり、
入稿を遅らせるために販売局ともめたり、
「あー、どこも他部署とは仲悪いんだなー」と思ったり。

しかし、スクープを打つために同じ編集局内でも
隠しごとしなきゃいけない理由がよくわからない。
あと、この映画に限らないけど、
新聞が騒ぐスクープというものがどれほどのものなのか
私には今ひとつ理解できない。
リクルート事件などのようにそれまで知られていなかった事件を
暴き出すのはわかるとして、この映画の事故原因なんて
いずれ事故調査委員会から正式発表があるものを
真偽もあやういまま1分1秒競って掲載することの重要性が不明。
一般読者は数紙を見比べたりしないし、
スクープなんてしょせん、メディア内部がこだわってるだけでは
と思ったりも。

日航機墜落事故はたしかに大事故だけど、30歳以下の人は
ほとんど覚えていないだろうから、当時の映像を入れてもよかったのでは。
特に生存者が救出される場面、記者たちが見上げる先に、
私は自衛隊員に抱えられ、ヘリコプターで運ばれる少女の映像を思い出すし、
遺書の文章もよく覚えてるけど、若い世代にはピンとこないだろう。

原作には細かく人物背景が描かれているんだろうけど
それがないので、友人との関係やその息子との登山など、
映画だけでは意味があまりないように感じられる場面もあったりしますが、
ブン屋魂がぶつかるところはとてもおもしろい。
新聞が斜陽の今、こんな熱い男たちはいないんだろうなと。

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