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本『墓石の下には眠らない』

墓石の下には眠らない 新しい旅立ち、樹木葬・自然葬 (朝日新書)

『墓石の下には眠らない 新しい旅立ち、樹木葬・自然葬』
著 黒田麻由子
朝日新聞出版

近年、葬送の新しいあり方として注目を集めている自然葬、
なかでも樹木葬について、実際に樹木葬を選択した人たちに取材した本。

私の親は、この本でも取り上げられている知勝院と樹木葬の契約をしており、
一ノ関にある墓地にも行ったことがあります。
なので、この本に出てくる樹木葬を選択する人たちの想いについては
私にはそれほど目新しいことではなく、
全国に増え始めている樹木葬の種類とか、そのほかの選択肢について
知りたかった私としては、ちょっと期待はずれ。
「自然に還る」ということをことさら美化しているような文章も気になります。

日本人の死生観や葬送の歴史、人それぞれの事情など
広い範囲で取材をしているので、もう少しうまくまとめられなかったのかな
というのが正直な感想。

ただ、とても印象に残ったのが、自然葬として紀伊水道への散骨を
選択した社会学者、鶴見和子(弟は鶴見俊輔)の言葉。
「死ぬというのは面白い体験ね。こんなの初めてだわ。
こんな経験をするとは思わなかった。人生って面白いことが一杯あるのね。
こんなに長く生きてもまだ知らないことがあるなんて面白い。驚いた。」

前向きに生きた人でないと言えない台詞です。

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樹木葬墓地、知勝院
訪問したときの記事はこちら
このとき家族で泊まったのが今話題になっている「かんぽの宿」。
公的施設らしく華やかさにはかけましたが、いいところだったんですけどね。

去年、岩手・宮城内陸地震が起きたとき、
母が一ノ関の被害を気にしてたので、
土に還るつもりなら、山が崩れることも心配するなと思いましたが。

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