« マイケル・ジャクソン追悼式 | トップページ | ドキュメント・アニメ新世紀宣言 »

映画『ターミネーター4』

ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]

『ターミネーター4』 at 新宿ピカデリー

注目作だということもあって、ターミネーター役が誰になるとか、
シュワがどこに出るとか、小出しに伝えられるニュースをチェックしていたため、
今回は事前情報が多すぎた。
マーカスの“謎”も、その後の展開も最初から予想できたし、
一番の感動場面になるはずのシュワ登場も「ふーん」という感じ。
驚いたり、感動することがほとんどなく、最初から最後まで冷静に見てしまった。

『ターミネーター』の世界観としては、CGも美術ももうしぶんない。
しかし、前に見たことがある、驚きのない風景という感じはぬぐえない。
これまでのシリーズを踏襲しているのだからデジャブは当たり前なのだが、
『T1』、『T2』のときに感じた恐怖はここにはない。
『T1』、『T2』の何倍も金も時間もかかっているだろうに、
それを超えられないというのは、残念な話。

『ターミネーター』シリーズの名台詞やオマージュも
あちこちにバラまかれているが、なぜここでお前がその台詞を言うんだ?
という感じで、どうにも使い方が悪い。
『T3』を見たときに、もうシュワがいなくてもいいんじゃないか?
と思ったんだけど(『サラ・コナー クロニクル』はそれを実証してくれたし)、
結局、シュワ登場の場面だけが、この映画の中で一番『ターミネーター』らしかった。 

最初から最後まで盛り上がらないのは、やはり脚本の問題で、
ジョン・コナーとT-800の邂逅、ジョン・コナーとカイル・リースとの出会いなど
見せ所を完全にスルーしている。
(『サラ・コナー クロニクル』のジョン・コナーとカイル・リースの出会いは
シーズン1の中でも感動のシーンだったのに。)

そのほか、カイル・リースを守ることに全てをかけるなら、
過去も未来もいったい誰がいつどこで作り出してるんだ、
というタイムパラドックスになってしまうし、
(この映画のジョン・コナーは自分が母から教えられた未来を
忠実に描くためだけに生きてるみたいだ)
マーカスのその後の行動が予想できるのに、
わざわざネタ晴らしするために蘇生させる意味がわからんとか、
ケイトって獣医(助手?)だったよね? いつからそんな名医に!?とか、
『T3』でまったく頼りなかったジョン・コナー青年が、
『T4』が始まった時点で立派なリーダーになってるのも不満。

原題は『Terminator Salvation』だが、
まったくサルベージされていない作品になってしまった。

« マイケル・ジャクソン追悼式 | トップページ | ドキュメント・アニメ新世紀宣言 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27590/30502407

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ターミネーター4』:

« マイケル・ジャクソン追悼式 | トップページ | ドキュメント・アニメ新世紀宣言 »