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『サマーウォーズ』冒頭5分を配信中

サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック
『サマーウォーズ』の冒頭5分の映像がYouTubeで配信中。


「サマーウォーズ」 本編オープニング(5分バージョン)

現在、公開されている『サマーウォーズ』の予告編は、
はっきり言って、まったくおもしろそうに見えません。
それよりはこの冒頭5分の方が、仮想都市OZの世界観と、
ヒロイン夏希の魅力をさらっと表現していて、ずっといい。
『時をかける少女』の細田監督の最新作ということで、
期待半分、事前に見た予告編などのつまらそうな感じから不安半分でしたが、
このオープニングで「あ、大丈夫、おもしろい」と確信できました。


サマーウォーズ 劇場用特報
予告編よりはずっとましな編集の劇場用特報。
しかし、アフレコ前なので(このときが初めての声入れだったとか)
声優陣がみんなヘタ。不安感をあおりました。
映画本編では、みんなもっとずっと上手です。

この特報のYouTubeのコメント欄には英語の書き込みも多く、
「dejimonの監督?」とちゃんとわかってる人もいました。
中には「この映画はMurakamiと関係あるのか」みたいな質問もあって、
Murakami?と思ったら、ルイ・ヴィトンの『SUPERFLAT MONOGRAM』のことですね。


Louis Vuitton『SUPERFLAT MONOGRAM』
村上隆がデザインしたモノグラム・マルチカラー。
ルイ・ヴィトンの店内で流れた、このアニメの監督も細田守。
カラフルなネット世界はたしかにOZそっくり。
細田さんにはネットってこういう風に見えるんでしょうか。

私的にはネット世界OZの方に強く惹かれたんですが、
『サマーウォーズ』を見て、一般的に印象に残るのは
長野県上田市をモデルにした“日本の田舎”の風景でしょうね。
この長野県上田市、監督の奥さんの実家だとか。
結婚の挨拶に行ったときの経験がヒントになってるそうで、
高校生でフィアンセ?という設定の微妙さも納得できました。
舞台となった長野県上田市は大喜びで観光スポットとして宣伝してますが、
これで本当に観光客が増えたら、すごい旦那さんを連れてきたことになりますね。


サマーウォーズの聖地 上田市
ローカルニュースだと思いますが、「上田市っていいところ」な感じがします。

奥さんの実家に挨拶に行った話については以下のインタビューが詳しい。
今夏封切り「サマーウォーズ」 細田守監督を交えて
幾原邦彦(「美少女戦士セーラームーン」)→山内重保(「聖闘士星矢」)
→勝間田具治(「狼少年ケン」「サイボーグ009」)→マキノ雅弘、という繋がりがすごい。
なるほど、花札=『緋牡丹博徒』=富司純子ね。

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!/デジモンアドベンチャー【劇場版】 [DVD]
『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』
2000年に公開された細田守監督作品。
『サマーウォーズ』が『ぼくらのウォーゲーム!』のバージョンアップで
あることはまちがいないです。
『ぼくらのウォーゲーム!』が好きだった人からは「似すぎ!」と批判も出てますが
ふたつを比べて、監督の成長というか変化を見るのもおもしろいかと。

ドキュメント・アニメ新世紀宣言

『機動戦士ガンダムの時代 1981.2.22 アニメ新世紀宣言』という本を読んだ。
1981年2月22日に行なわれた、イベント“アニメ新世紀宣言”について書かれており、
『機動戦士ガンダム』の劇場版公開を盛り上げるために開催されたこのイベントには
1万5000人~2万人の人が集まり、新宿アルタ前の広場を埋め尽くし、
「アニメなんて子供の見るもの」と言われてた時代に、アニメファンの存在を知らしめ、
ひいてはアニメが文化となっていく、きっかけになった、という。

しかし、著者がこのイベントのスタッフのひとりということもあり、
どうも本を読んだだけでは、自画自賛というか、昔話を聞かされてる感が強い。
『ガンダム』以前の『宇宙戦艦ヤマト』や同人サークル的な話も
「このサークルには○○さんがいた」とか言われても、誰それ?って感じである。
『コミックマーケット創世記』を読んだときも思ったけど、
オタク第一世代の人たちにとっては、当時の個人個人のつながりは
懐かしい思い出だろうけど、その後の世代にとっては、
知らない人々の交流関係なんてピンとこないし、もっと言えば、どうでもいいのだ。

アルタ前を埋め尽くした人々も、本に掲載されている写真で見る限り
本文が盛り上げようとするほどの熱気は感じられない。
アニメ新世紀宣言を読み上げたシャアとララァのコスプレをした2人についても、
「モデル顔負けの美男美女」くらいのことが本文には書いてあるのだが、
何しろ80年代だし、コスプレもまだ仮装な時代なので、
写真ではオタクな男女にしか見えない。
(この2人、永野護と川村万梨阿は、その後、メカニックデザイナーと声優になり、
結婚したそうだ。アニメ界では有名な2人らしい。)

この本だけでは今ひとつ当時の熱気がわからないので、
本の中でも言及されていた、NHK『ドキュメント・アニメ新世紀宣言』を見た。
これは5夜連続で放送される『ガンダム宇宙世紀大全』の一部。
約30分ほどのドキュメンタリーだったが、よくまとまっていた。
本の著者であるアニメック編集長・小牧氏のほか、
宣言文を書いた、松竹側の宣伝担当、野辺氏や配給元の近藤氏、
当時、小学生でイベントに参加した人々の声を紹介している。

ドキュメンタリーに出てくる当時の写真も(動画はないらしい)
本に掲載されているものと同じなのだが、カラーなのと、
音楽やナレーションが入るので、臨場感がある。

本と大きく違うのは、“当時のスタッフ”という送り手側の視線ではなく、
“当時の小学生”という受け手側の感動がベースにあるところだろう。
(この番組のプロデューサーもイベントに参加した小学生だったそうで
そのときの思いを伝えたいという感じが番組にも現われている。)
「集まるってことがとにかく大きなことだった」という宣伝側の思いと、
それに答えたファンの思いが、ちゃんとひとつになっている。

まあ、もちろん、本を先に読んでいるので、
当時の状況を私が把握しやすかったというのはあるけど。
あとは、結局、NHKの演出力ということでしょうか。
階段を上り、東口の広場に出るところから番組が始まり、
現在の東口広場で終わる、という簡潔さが良かったです。

アニメ新世紀宣言
私たちは、私たちの時代のアニメをはじめて手にする。
『機動戦士ガンダム』は、受け手と送り手を超えてうみだされた
ニュータイプ・アニメである。
この作品は、人とメカニズムの融合する未来世界を皮膚感覚で訴えかける。
しかし、戦いという不条理の闇の中で、
キャラクター達は、ただ悩み苦しみあいながら呼吸しているだけである。
そこでは、愛や真実ははるか遠くに見えない。
それでも、彼らはやがて仄かなニュータイプの光明に辿りつくが、
現実の私たちにはその気配すらない。
なぜなら、アムロのニュータイプはアムロだけのものだから。
これは、生きるということの問いかけのドラマだ。
もし、私たちがこの問いを受け止めようとするなら、
深い期待と決意をもって、自ら自己の精神世界(ニュータイプ)を求める他はないだろう。
今、未来に向けて誓いあおう。
私たちは、アニメによって拓かれる私たちの時代と、
アニメ新世紀の幕開けをここに宣言する。

機動戦士ガンダムの時代 1981・2・22 アニメ新世紀宣言
『機動戦士ガンダムの時代 1981.2.22 アニメ新世紀宣言』
著 小牧 雅伸
ランダムハウス講談社

私はこのイベントのことを何も覚えてないのだが、
(『ガンダム』を意識して見たのは何度目かの再放送で、
記憶にあるのは『哀・戦士』あたりから。男の子たちはガンプラに夢中でしたけど。)
当時、小学生だった、Yさんは、「イベントには参加してないと思うけど、
こういうイベントがあった、ということは覚えている」そうだ。

映画『ターミネーター4』

ターミネーター4 コレクターズ・エディション [DVD]

『ターミネーター4』 at 新宿ピカデリー

注目作だということもあって、ターミネーター役が誰になるとか、
シュワがどこに出るとか、小出しに伝えられるニュースをチェックしていたため、
今回は事前情報が多すぎた。
マーカスの“謎”も、その後の展開も最初から予想できたし、
一番の感動場面になるはずのシュワ登場も「ふーん」という感じ。
驚いたり、感動することがほとんどなく、最初から最後まで冷静に見てしまった。

『ターミネーター』の世界観としては、CGも美術ももうしぶんない。
しかし、前に見たことがある、驚きのない風景という感じはぬぐえない。
これまでのシリーズを踏襲しているのだからデジャブは当たり前なのだが、
『T1』、『T2』のときに感じた恐怖はここにはない。
『T1』、『T2』の何倍も金も時間もかかっているだろうに、
それを超えられないというのは、残念な話。

『ターミネーター』シリーズの名台詞やオマージュも
あちこちにバラまかれているが、なぜここでお前がその台詞を言うんだ?
という感じで、どうにも使い方が悪い。
『T3』を見たときに、もうシュワがいなくてもいいんじゃないか?
と思ったんだけど(『サラ・コナー クロニクル』はそれを実証してくれたし)、
結局、シュワ登場の場面だけが、この映画の中で一番『ターミネーター』らしかった。 

最初から最後まで盛り上がらないのは、やはり脚本の問題で、
ジョン・コナーとT-800の邂逅、ジョン・コナーとカイル・リースとの出会いなど
見せ所を完全にスルーしている。
(『サラ・コナー クロニクル』のジョン・コナーとカイル・リースの出会いは
シーズン1の中でも感動のシーンだったのに。)

そのほか、カイル・リースを守ることに全てをかけるなら、
過去も未来もいったい誰がいつどこで作り出してるんだ、
というタイムパラドックスになってしまうし、
(この映画のジョン・コナーは自分が母から教えられた未来を
忠実に描くためだけに生きてるみたいだ)
マーカスのその後の行動が予想できるのに、
わざわざネタ晴らしするために蘇生させる意味がわからんとか、
ケイトって獣医(助手?)だったよね? いつからそんな名医に!?とか、
『T3』でまったく頼りなかったジョン・コナー青年が、
『T4』が始まった時点で立派なリーダーになってるのも不満。

原題は『Terminator Salvation』だが、
まったくサルベージされていない作品になってしまった。

マイケル・ジャクソン追悼式

本当のところ、マイケルのファンでも何でもないんですが、
追悼式が日本時間の2時から、ネットでも中継されると聞いて、
どこでやるのかなとチェックし始めたら、
豪華ゲストに思わず最後まで見ちゃいましたよ。

私が見たのはMTVJapan。途中、何回か切れたりしたけど、
画質も良くて見やすかったです。
そのほか、ustreamやMyspaceなんかでも流れたみたいですね。

マライア・キャリー、スティーヴィー・ワンダー、ライオネル・リッチーは
わかるとして、ジェニファー・ハドソンや
Britain's Got Talent(スーザン・ボイルで有名になったやつね)の
シャヒーン君とか(マイケルとロンドン公演で共演する予定だったらしいが)
イマドキすぎてどれだけマイケルと親交があったのかよくわかんないゲストも。

翌日のワイドショーの報道だと歌ばっかり流れてたみたいに見えるけど、
基本は追悼メッセージ、歌、追悼メッセージの繰り返し。
英語だということもあるけど、マーティン・ルーサー・キングJr.3世とか
女性議員だとか、政治活動家の牧師とか、たぶんに政治的メッセージは退屈。
ジャクソン兄弟が仕切っているからなのか、モータウン関係者が多かったような。
ずっとマイケルの歌と映像だけ流してりゃいいんじゃないかという気も。

ラストは予想どおり『We Are The World』。
追悼式というより、アカデミー賞かなんかのイベントみたいと思ったら、
演出してるのはグラミー賞なんかを手がけてる人だとか。どうりで。

そんな中で、元カノ、ブルック・シールズの親しみのあるコメントは良かった。
「ムーンウォークを教えてくれようとした」とか
「とても傷つきやすい繊細な人だった」とか(フラジャイルって言ってた)。
『プリティ・ベイビー』や『青い珊瑚礁』を見たくなったよ。
こういう涙ながらの追悼の辞を期待しちゃうのは日本人的でしょうか?

しかしなんといってもピカイチは、パリスちゃん。
ジャクソン兄が追悼を陳べている横で、白いハンカチを閉まったり、
バックを開けたり閉めたり、ソワソワしてる様子も良かったけど、
泣きながら「ダディー」って言った姿は、
PCに向かって「かわいー」って叫んじゃいました。
みんながマイケルのアーティストとして黒人としての偉大さを
ほめたたえているのに対し、一気に「ああ、いいお父さんだったんだな」と
人間味を感じさせてくれました。


パリスちゃん。
お兄さんのプリンスも美少年だけど、式の間中、ガムかんでましたね。


ブルック・シールズのスピーチ。今でも綺麗です。
訳はこちら

お茶漬け

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おなかがすいたので、久々に『えん』によってみた。
梅豚だし茶漬け。
梅で気づくべきだったのだが、紫蘇がじゃま。
これくらいなら家でも作れそうだから今度やってみよう。

お茶漬けがファーストフードっていい発想だと思う。
アメリカとかにも、おにぎり屋みたいのがあればいいのに。

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