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本『大人げない大人になれ!』

大人げない大人になれ!

『大人げない大人になれ!』
著/成毛眞
ダイヤモンド社

元マイクロソフト社長、成毛さんの本。
最初のカラーページに、家とは別に借りているという、
「模型部屋」が掲載されていて、ずらっと並んだプラモデルや
タミヤのペイントボトル(っていうのかな?)のビジュアルにまず笑える。

“大人げない大人”というのは、いい年してプラモデルで遊ぶような大人になれ
ということではなく、今の世の中、人と同じことをしたり、
空気を読んで平均に安住していたってダメだ、
自分の好きなものをひたすら貫き、自分の思う通りに突き進む、
そんな大人げなさ、創造性こそが必要なんだ、ということらしい。

「我慢なんてしなくていい」、「目標なんてもつな」
「自分を変えるなんて無理」、「あるがままでいることが個性」、
「キャリアプランは持たない」、「英会話もいらない」、
「資格を頼りにするのはやめよう」、「ビジネス本は読むな」などなど、
おもしろいこともたくさん言っているんだけど、
全体的には、成功したおじさんの話だよなーという気もしてしまう。
大人げない大人の例として、ビル・ゲイツやノーベル賞受賞者はともかく、
ホリエモンや孫正義ってのはどうなのか。
(サーファーのノーベル賞受賞者キャリー・マリスって
『生物と無生物のあいだ』にも書かれてた人だよね)

成毛さんは35歳、1991年にマイクロソフト日本法人の社長になって、
2000年に退社しているから、一番いい時期の
マイクロソフトのトップだったわけで、その後、社外取締役などをしながら
悠々自適に過ごしている人にいろいろ言われても、
あなたはそれでうまくいったかもしれないけど、と思ってしまったりもする。

『ファイナル・ファンタジー』に夢中になりすぎて
成毛さんが出社もしないので、部下がゲームの通信機能を使って
会議への召集連絡を取ってきたというエピソードは
読んでるぶんにはおもしろいけど、私が部下だったら嫌だな、こんな上司。

「子供のように読書をしよう」という意見がこの本の中で一番実践的。
成毛さんのオススメ本はなかなか楽しそうなのでメモしておく。
『ご冗談でしょう、ファインマンさん』
『マリス博士の奇想天外な人生』
『ノアの洪水』
『コンテナ物語』


この本の担当編集はダイヤモンドのKさん。
最近だと、『希望を捨てる勇気』、『職場スイッチ』、
ちょっと前だと『スタバではグランデを買え!』なども、たぶんKさん。
すべてのタイトルを編集者がつけるわけではないでしょうが、
著者をみつけるセンス、売れるタイトルをつけるセンスはすばらしいですね。


◆読書メモ

どのメールもバカの一つ覚えのように「お世話になっております」
から始まり、「よろしくお願いします」で終わる。
こうしたメールを見るたびに、なんと工夫のない奴だ、
と思ってしまうのは私だけだろうか。
さらに時節の挨拶でもあろうものなら、読む気も失せてしまう。

話し方が形式的になると人の興味を引かないばかりか、
説得力がなくなる。
このように形式的な話し方ばかりしていると、思考や発想までが
型にはまり、つまらないものになってくる。
話し方は、常にその人の考え方に大きく影響しているのだ。
意味不明のカタカナ語を使うたびに、
メールでは「お世話になっております」と書くたびに、
あなたの中からクリエイティビティが失われていくはずだ。

もしあなたが、この仕事はつまらないなと感じてしまったら、
それは仕事が単調だからではなく、自分がつまらなくしているのである。
どんな仕事でも、自分なりの工夫を加えれば
楽しい遊びにすることはできるはずだ。

読書において重要なことは、本の内容を頭の中に入れることではない。
大事なことは記憶することではなく、本を読むことで衝撃を受け、
自分の内部に精神的な組み換えを発生させることだ。
これは、単なる記憶以上に、自分の考えや行動に影響を及ぼすのである。
本の内容を覚えているかどうかは大した問題ではない。


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