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TV『世界で一番君が好き!』

『高校大パニック』を見たあとに、浅野温子つながりで見てしまった。
1990年放映当時もリアルタイムで見てたんですが、ほとんど印象にない。
それもそのはず、今見ても、つまんないだ、これが。
(しかし、平均視聴率22.0%、最終回は25.5%。
ドラマに勢いがあった時代ですね。)

浅野温子と三上博史がくっつくことは初めからわかっているので、
ライバルとして布施博、益岡徹という三枚目陣は弱すぎ。
女性側も工藤静香と財前直見じゃ負ける気がしない。
(工藤静香ってアイドルとしては人気があったから、
いろんなトレンディドラマに出演しているけど、女優としては
まったく大成しなかったね。台詞回しのひどさはわざとなのか。
演技力のほかにも、ひどい役ばかりやってたせいもあるかも。
特にこのドラマの役は「(処女を)卒業したいから恋の相手をしてほしい」と
三上博史に迫り、一晩泊まったら「ここに引っ越してこようかな」
「合鍵が欲しい」、「両親に会って欲しい」、
そのくせ「相手を傷つけることだけはしちゃいけない」って
自分勝手でさっぱりわからん。)
風間トオルと石野真子は役回りが中途半端すぎて
何のために出てきたんだか。

“トレンディドラマ”が言葉としてもパターンとしても完成された時期なので、
その枠からはみ出せてなくて、つまんなくなってるような。
(同じ年の浅野ゆう子主演『恋のパラダイス』もたしかつまらなかった。
『もう誰も愛さない』、『東京ラブストーリー』といった、
脱トレンディドラマが出てくるのは翌1991年。)

浅野温子が自分に向かって「華ちゃんやーい」みたいな
台詞を言うとこも痛いんだよね。今見ても綺麗だなと思いますが。
ただ、あらためて見て思ったのは、恋人と別れた女が立ち直って、
新たな恋を見つけて、みたいな過程は意外にちゃんと描かれているんだなと。
そういったまじめな部分とまったく笑えないコメディー部分が噛み合ってませんが。

布施博と婚約が決まった浅野温子を三上博史が早朝のオフィスに呼び出し
ピクニックのようにコーヒーやバナナを広げながら、
「婚約おめでとう」という場面はよかった。
自分も憎からず思ってた相手から、残念そうな顔で「おめでとう」と言われる、
これはドラマだからこそ、楽しめるシチュエーションです。

あと、おもしろかったのが、トレンディドラマらしい、当時のファッション。
女性陣はみんな肩パット入ったスーツ着て、スカーフして出勤してたり。
浅野温子たちの職業は旅行代理店で、元の東京モード学園がロケ地。
三上博史と風間トオルは外資系で、隣りのエルタワーがオフィス。
西新宿って当時はトレンディな場所だったんでしょうか?
昼休みによく中央公園が出てくるんだけど、エルタワーから歩くと結構あるよ。
都庁はなんとまだ建設中。
浅野温子の家は代々木という設定。中はセットだけど、
外観は洋館風でかわいい。どこがロケ地なんだろう。
そして代々木から新宿まで海外ブランドの自転車に乗って、
革のリュックを背負って出勤。これがかっこよく見えた時代なのか。

主題歌はリンドバーグの『今すぐKiss Me』。
日比谷公園、青山の銀杏並木、渋谷の交差点でキスする
浅野温子と三上博史。今見るとラストは『気狂いピエロ』のパロディみたいだ。

 

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コメント

偶然見つけましたが、全て愚痴や文句ばかりで、これを書いた意図がわかりませんが、もともと、その世代でこのドラマを楽しんでいた人が読んだらムカつきそうですね 笑

私たちが今みてるドラマも、将来ボロカスに批評されるのは間違いありません。(笑)

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