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本『ネットがあれば履歴書はいらない』

ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)

『ネットがあれば履歴書はいらない』
著 佐々木俊尚
宝島社新書

佐々木さんの新刊。
最近では、ITリテラシーをやさしくレベルアップする本を書かれることも多く、
個人的には『2011年 新聞・テレビ消滅』のようなタイプの方が好きだが、
いずれにせよ、この人の本は、
いつも新しい視点を提供してくれるところがおもしろい。

『仕事するのにオフィスはいらない』ではノマドワークスタイル、
今回はネットによるセルフブランディング。
どちらにも共通するのは、もう会社の看板背負って仕事する時代じゃなくて、
ネットの利点を生かせば、個人の能力ひとつでどこでも働けるんだという話。

個人の能力で勝負できるのは、なんだか「イケメンに限る」みたいに、
「能力のある人に限る」話だなぁという気もするんですが、
それぞれがそれぞれの働き方をする時代で
そのためにもセルフブランディングが必要、という点は納得。

読み終わってさっそくエゴサーチをしてみたのだが、
Twitterのつぶやきと同姓同名さんとマラソン大会の記録で
検索結果が埋まってました。
なるほど、これでは婚活にも就活にも役に立たない。
セルフブランディングが必要ですな。

というわけで、ブログも実名にしよう!と思ったのですが、
いろいろと躊躇する理由もあって数日悩みました。
(著者は必ずしも実名じゃなくて通名でもOKとしてるが、
今さらペンネームとかハンドル名ってのもなー。)

実名ですべてのリスクを背負うことの不安ももちろんあるけど、
オンとオフはなるべく分けておきたいのに、それができなくなる
というのも大きな理由。
(たとえば、身元が最初からわかっているTwitterでは、
仕事のグチとか、仕事に絡む発言はできない。
だからTwitterって“自分フィルター”の必要なツールだと思う。)
まったく知らない他人や、仲のいい友人にブログを見られても気にしないが、
ちょっとした知り合いにブログを見られるのは抵抗があるのも本音。
ただ、もうオンとオフの境界自体が意味がなくなっているなとも思う。

後半はネットでセルフブランディングを行なうためのツールが
紹介されているのだが、Twitterをはじめ、画面が小さい上に
モザイクだらけなのは、いかがなものか。
画面が美しくないし、何より操作方法がわかりにくい。
ユーザーIDをそのまま公開できないのは理解できるが、
(セルフブランディングを薦める本なんだし、
Twitterは基本、オープンなんだから、
ユーザーの許可をとって載せてもいいと思うけどね。)
コメントはそのままでもいいだろうし、アイコンは差し替えればいい。

自分の情報をどこまで出すべきなのかといった話や
Twitterの活用術は参考になりました。


◆読書メモ

インターネットが日本で使われ始めたころは、インターネット空間は
「バーチャル」だと盛んに言われた。しかし、昨今のインターネットは、
バーチャルの人間関係もリアルの人間関係も同列でパラレル。
どちらかが嘘で、どちらかが真実ということはない。
そこに区別を設ける必然性は、もはやなくなっているのだ。

このような検索エンジンに対応しているウェブのサービスを
実名ないしペンネームなどの共通した名前で、
数ヵ月ほど利用してもらいたい。検索結果の件数を増やせるだけでなく、
検索結果上位に自分の名前が出てくることを実感できるだろう。
加えて、エゴサーチの検索結果上位に自分が発信した情報を
埋めることができるようになり、ネガティブ情報を検索結果下位へ
押しやることができるようにもなる。

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