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映画『イングロリアス・バスターズ』

イングロリアス・バスターズ オリジナル・サウンドトラック

『イングロリアス・バスターズ』
at 新宿武蔵野館

タランティーノ最新作ですが、
タランティーノはうまくなったのか、ヘタになったのか、
笑っていいのか、笑えないのか、
今ひとつ、どうとっていいのかわからない作品でした。
いや、おもしろかったんだけどね。

ナチス側より、ナチスを殺そうとする側の方が、
残酷に見えるのは意図的なものでしょう。
銃撃戦よりも、引き金が引かれる前の会話の緊迫感がタランティーノ。
第1章なんか完璧です。
この会話の緊迫感を引っぱっているのが、
クリストフ・ヴァルツ演じるランダ大佐。
会話のスマートさや笑顔が、本当に怖い。

ブラッド・ピットはこういう役がやりたいお年頃なんだろうけど、
あきらかにミスキャスト。アホっぽいトークで、残酷なリーダーという
この役は別の人が演じたほうが、もっとおもしろくなったはず。
笑えるはずの場面で笑えなかったのは、ブラッド・ピットのせいでもある。

ショシャナ役のメラニー・ロランは、赤いドレスを着ているときよりも
カフェの場面(茶色の毛糸のキャスケット、私も欲しい)の方が美人。
フランス映画に出ている彼女を見てみたい。

ツォラーを演じたダニエル・ブリュールは、悪い人にもいい人にも見えて、
若い頃のユアン・マクレガーみたいだと思ったら
『グッバイ、レーニン!』の子だった。おじさんっぽくなっちゃったかも。
実際の彼ではなく、スクリーンの中の彼に
ショシャナが同情しちゃうというがいいね。
しかし、プロパガンダとはいえ、あんなに人殺しまくっているだけの映画、
見ていて飽きないのかしら。(撮影は映画にも出てくるイーライ・ロス)
そして、全ての監督はきっとスクリーンに火をつけたいと思っているに違いない。
この実に映画的なシーンが映画的に見えないあたりが、
この映画の惜しいところでは。

あと、『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のティル・シュヴァイガーとか
(あいかわらずいい男だ! 出番があれだけだったのが残念。)
役不足感は否めないダイアン・クルーガーとかも出演。

ゲッベルスがどんな映画を作っていたのかググってみたら、
ゲッベルス本人の写真がシルヴェスター・グロートとそっくりでびっくり。


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