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本『しがみつかない生き方』

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

『しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』
著 香山 リカ
幻冬舎新書

「勝間和代をめざさない」ということで話題になったベストセラー。
今さらですが、読んでみました。

私は「カツマー」でも「カヤマー」でもないけど、
結局、2人とも成功者だよねー、という気分もあったりしますが、
本書が言っていることはよくわかる。
なんていうか、今は幸福感が感じにくい時代であり、
特に、アラフォー世代に幸福のモデル像みたいなのがない。
勝間和代も香山リカも別に幸せそうにはみえない。
昔だったら、「結婚して子供産んで」っていうのが「幸せ」だったろうし、
少し前だったら、「恋も仕事もソツなくこなすキャリアウーマン」が
かっこよかったかもしれないけど、今だとどっちも幸せにみえない。
(や、どっちも手に入れてない私が言っても「酸っぱいブドウ」ですが。)

だから、恋愛や子供やお金や仕事に生きる価値を求めない、
そもそも生きる価値って本当に必要なものですか?
と言われると、ちょっと楽になる。
本書にも紹介されている『すーちゃんの明日』じゃないけど、
休日にお茶を飲みながら本を読むとか、
ちょっとオシャレしてどっかに出かけるとか、
そんな小さな幸せに満足してどこが悪いのかと。
(もちろん、そういう「ふつうの幸せ」を可能にする経済的、社会的な基盤は必要で、
そこがグラついているからみんな不安になるんだけどね。)

「いたかもしれないはずの子ども」に執着しない、
というのは結構、深い問題で、これに苦しんでる女性は多いと思う。
CMなんかでも有名な『I've Never Been to Me』の
「Sometimes I've been to crying for unborn children
that might have made me complete」
なんて聞くと、本当の幸せってなんでしょうね、と思っちゃうわけです。
詳しい歌詞はこちらを参考に。
I've Never Been to Me (愛はかげろうのように)で考える心の自由

あと、著者が菜摘ひかるの友人であったことにびっくり。
(『風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険』の感想はこちら

10のルールのうち、「すぐに白黒つけない」を読んで、
あー、もっと寛容にならないとね、私、と思いました。

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コメント

この本は読んでないけれど、勝間さん香山さんの対談本は読んだ(話は平行線だったが)。「私はごはんがおいしいだけで幸せ」という勝間に対し、「ご飯で幸せになれるんだったら、別に仕事で成功したり、資産を増やしたりしなくてもいいんじゃないですか」と切り返すくだりは本当に好きだ。
勝間さんの、幸せを得るチャンスは逃すものか、最大限に幸せになってやる、とばかりにちまちまと工夫し努力するのって、なんかセコく感じのです。人生でちょっとでも損したくない!っていう貧しい精神性なんじゃないかしらと思うのです。

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