« 本『著作権の世紀』 | トップページ | 本『フィギュアスケートに懸ける人々』 »

本『Googleの全貌』

Googleの全貌

『Googleの全貌』
著 日経コンピュータ
日経BP社

Google Wave、Chrome OSなど、グーグルのウェブアプリケーションから、
Gearsによるオフライン化、データセンターの仕組み、
ストリートビュー騒動やFacebookの台頭など今後の課題まで、
グーグルの全貌に迫った本。

30人以上のグーグラー(グーグル社員)にインタビューしているとのことだが、
「グーグルは世界を変える技術をもっている、だからここにいる」みたいな
優等生的な返答が多い。
今まで知らなかったグーグルのサービスや取り組みなども紹介されているが、
元々が『日経コンピュータ』の記事をまとめたものなので、
やや散漫で、全体を通して「これがグーグルだ」というものが見えてこない。
(それだけグーグルが大きくなったということでもあるのだが)
キー・バリュー型データストアやコードの話も
わかりやすく解説しようとしているのだが、
そのぶん、実際のところがよくわからない。

という意味で意欲作ではあるんだが、
ちょっと残念という本でした。
ここから「グーグルとは何か」を始めるには、よい起点になると思う。


◆読書メモ

デスクトップコンピュータの「デスクトップ」とは、
物理的な机上(デスクトップ)のメタファだ。そしてファイルやフォルダという、
これも現実のメタファを使って情報を整理したり利用したりする。
しかしWebの世界には、利用者が扱うべきファイルはない。時々は
Webからファイルをダウンロードしたりするが、本質的にWebは、
デスクトップや、フォルダに収めるファイルといった物理世界における
何らかのメタファで表現したり組織したりするには巨大すぎる。
デスクトップのメタファは退場するべきだ。ユーザーにとって、
世界はもっともっとシンプルにできる。ユーザーはデータを管理するために、
ファイルをあちこち移動させるべきではない。
(ブラッドリー・チェン氏)

« 本『著作権の世紀』 | トップページ | 本『フィギュアスケートに懸ける人々』 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27590/33673411

この記事へのトラックバック一覧です: 本『Googleの全貌』:

« 本『著作権の世紀』 | トップページ | 本『フィギュアスケートに懸ける人々』 »