« 本『Googleの全貌』 | トップページ | 本『キンドルの衝撃』 »

本『フィギュアスケートに懸ける人々』

フィギュアスケートに懸ける人々-なぜ、いつから、日本は強くなったのか (小学館101新書)

『フィギュアスケートに懸ける人々
なぜ、いつから、日本は強くなったのか』

著 宇都宮 直子
小学館101新書

日本のフィギュアスケートというと、荒川静香を輩出した
野辺山合宿がトリノ以降有名になった。
本書もそこらへんの話が中心かなと思っていたのだが、
伊藤みどりと山田満知子コーチの出会い、
満州から帰国し名古屋にスケートを伝えた小塚崇彦の祖父、
佐藤信夫コーチ、佐藤有香と小塚一家の交流、
プリンスアイスワールドと堤義明などなど、
人と人との出会いが、いかにフィギュアスケートを育ててきたのか、
という話が語られていて、とてもおもしろい。

経済的な問題や、採点競技であることの難しさ
(長い間、アジア人はジャッジに認められなかったし、
無名の選手がいきなり高得点を取ることはできないし、
各連盟と折り合いが悪いインストラクターからは選手が出てこない)
にも多少、触れている。
ここ、たぶん、すごく重要なんだけど、深くは語られていない。
今回のバンクーバーオリンピックでも、フィギュアスケートには
大きな力が働いていていることを思い知ったわけであるが。

新書なので、各エピソードがあっさりしてるのも残念。
ただ、これを読んでから小塚くんのフリーの演技を見ると、
「ああ、おじいちゃんが喜んだろうな」と思えて微笑ましい。
(小塚の祖父は小塚が10歳のころ、トリプルを跳べるようになると
「これからは4回転の時代がくる。トリプルがきちんと跳べるようになったら、
すぐに4回転の練習を始めなさい」と言ったという。)

« 本『Googleの全貌』 | トップページ | 本『キンドルの衝撃』 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/27590/33674972

この記事へのトラックバック一覧です: 本『フィギュアスケートに懸ける人々』:

« 本『Googleの全貌』 | トップページ | 本『キンドルの衝撃』 »