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本『本の現場』

本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか

『本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか』
著 永江 朗
ポット出版

1年くらい前の発売で、Twitterなどでも話題になっていた本。
2004年の新刊タイトル数は7万5000点。
1日平均200~300点の新刊が発売されていることになる。
一方で、書籍の実売部数は落ちており、
15年間でタイトル数は2倍、1点当たりの実売部数は半減している。
そのため、「出る本も多いけど、なくなる本も多い」。
店頭に本が並ぶ期間はどんどん短くなる。

これは返品を上回る新刊を納品し続ける出版社の自転車操業であり、
著者は“本のニセ金化”と呼ぶ。

新刊の数が増えれば、柳の下のドジョウみたいな本や
薄っぺらな新書やブログ本も増える。
編集者の仕事が増えたぶんは、編プロやライターの
価格破壊へとつながる。

この大元にあるのが委託制と再販制度。

ここらへんの話やパターン配本については
『だれが「本」を殺すのか』とか
『暴れん坊本屋さん』などにも出てくる。

本屋が売りたいのに本がないとか、
バカみたいなベストセラーばかり店頭に並んでる現象とか
一生懸命つくった本がその良し悪しに関係なく売れないとか、
みんな疲弊しているのに刊行点数のために本を出すとか。
実際にこの本だって、発売から1年で
アマゾンでは在庫3冊になっている。1年ですよ、1年。
1年前の話題の本がもう手に入りにくくなってるという現象。
しかも、本屋さんじゃなくて、アマゾンで。

電子書籍は出版が抱えるこの問題に風穴を開けるのでは
と期待されている訳ですが、すべてを解決してくれるとも思えない。

明るい話題として、
アサドクなど、子供たちの読書量は増えているという話や
独自の本棚をつくろうとするTSUTAYA TOKYO ROPPONNGIを
プロデュースした幅充孝さんの話もでてくる。
『松丸本舗』はひとつの答えだよなーと思っていたら、
松岡正剛さん自身がこの本について語っていました。
「『本の現場』永江朗 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇」


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