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ミルククリーマー

デロンギのコーヒーメーカーを使わせてもらったときに、
エスプレッソやカプチーノはともかく、
このミルククリーマーはすごく欲しいと思って、買いました。

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カリタの『ふわふわミルクフローサー』

メリタの『ラテカップ』やデザインのよく似てる(でもちょっと高い)
アエロラッテとかと悩んで、こいつになりました。

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実際に使ってみるとこんな感じ。フワフワ。

使ったあとすぐにヘッド部分を水洗いすればいいので、
思っていたより片付けも楽。
100均でも似たようなのが売ってるそうなので
カフェオレ好きはみんな買えばいいと思う。

Kalita ふわふわミルクフローサー FM-100 #64197Kalita ふわふわミルクフローサー FM-100 #64197

販売元:Kalita (カリタ)
発売日:2009/03/31
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Melitta ラテカップ MJ-0304Melitta ラテカップ MJ-0304

販売元:Melitta (メリタ)
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 イギリス・アエロラッテ・ミルクフォーマー(スタンド付)  イギリス・アエロラッテ・ミルクフォーマー(スタンド付)

販売元:アドキッチン
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本『いちご同盟』

いちご同盟 (集英社文庫)

『いちご同盟』
著 三田誠広
集英社文庫

自殺を夢見る少年と野球部のエース、余命いくばくもない少女、
十五歳の3人の物語。

主人公の良一は、小学五年生で自殺した子の記事を読んだり、
現場である団地に足を運んだり。
愛読書が原口統三『二十歳のエチュード』、
長沢延子『友よ私が死んだからとて』、奥浩平『青春の墓標』、
いずれも自殺した若者たちだ。

私も十代の頃、
「僕は死なない」という詩を残して十三歳(だったと思う)で
自殺した少年の詩集とか、
『二十歳の原点』とか、くりかえし読んだので、
この主人公にはひどく共感した。
本当に死にたいような理由がある訳じゃない、
「いつでも死ねる」程度になめた人生観というか、
死と対極におかないと生きてる気がしないというか、
まあ、一種の中二病みたいなもんなのだろう。

原作は読んでないけど映画『カラフル』の真も十五歳で自殺しているし、
「明日死んじゃいたくなる」という女の子も登場するから
今でもきっと十代はそうなんだろう。
(『いちご同盟』は1990年の発売。)

「俺の中には多情な血が流れてるんだ」なんて十五歳で言う
野球部のエース、羽根木徹也や良一に比べると、
ヒロイン直美はやや印象が弱い。
むしろ、良一の両親、死んでいく娘を見守る直美の父など、
まわりの大人たちがちゃんと描かれて感心する。
いわゆる「僕を理解してくれない大人たち」も
大人であるゆえに苦悩している。

『亡き王女のためのパヴァーヌ』から
サティ『ジムノペティ第一番』、
そして十五番ソナタ『田園』へ。
良一が弾くピアノの曲は彼の成長の証でもある。

自殺を夢見ていた少年へ突きつけられる
「生きろよ」という言葉の重さ。
昔、十五歳だった大人たちを含めて、
すべての十五歳が読むべき傑作青春小説。

本『怒らないこと』

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

『怒らないこと 役立つ初期仏教法話1』
著 アルボムッレ・スマナサーラ
サンガ新書

ダライ・ラマの『ゆるす言葉』とセット読み。
チベット仏教、スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)という違いはあるが、
どちらも仏教なので、同じことを言っている。
「怒りがまっ先に破壊するのは自分自身である」と。

こちらのほうが、「怒りの治め方」が書いてあってやや実践的。
まず、私たちが怒るのは「自分は正しい」と思うから。
「私が正しくて相手方が間違っている」から怒る。
でも人間は完全ではなく、「正しい怒り」など存在しない。

「どんな怒りでも、正当化することはできません。
我々はよく「怒るのは当たり前だ」などと言いますが、
まったく当たり前ではないのです。」

怒りは「抑えたり」、「我慢する」のではなく、
まず、自分の心の中の「怒り」に気づくこと。

「怒りが生まれたら、「あ、怒りだ。怒りだ。これは怒りの感情だ」
とすぐ自分を観てください。怒りそのものを観察し、勉強してみてください。
「今この瞬間、私は気持ちが悪い。これは怒りの感情だ。
ということは今、私は怒っているんだ」と、外に向いている自分の目を、
すぐに内に向けてください。
そうすると、怒りは生まれたその瞬間で消えてしまうはずです。」

たぶんに宗教的な本なので、
エゴを捨てろとか、殺される瞬間ですら怒るなとか、
お釈迦様じゃないので無理ですっという例えも載っているが、
怒って不幸になるのは自分であり、
怒りの記憶を何度も反芻しても、自分の心が暗い感情に支配されるだけで、
怒らせた相手はそれを覚えてもいないとか、納得できる話も。
(古代インド語であるパーリ語では、
「怒り」(vera)は「暗い感情」(dosa)から生まれるんだそうだ。
ダーク・サイドね。)

「笑えば怒りが消える」とか、ちょっと自己啓発っぽいところもあるのですが、
オウムなんかもそうだったと思うけど、
自己啓発セミナーって、たぶん仏教の考え方をアレンジしてるんだろうね。
考え方はいろいろ興味深いので、仏教ってちゃんと勉強してみたい。

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本『ゆるす言葉』

ゆるす言葉 (Dalai Lama’s word collection)

『ゆるす言葉』
著 ダライ・ラマ14世
イースト・プレス

ダライ・ラマの名言に、チベットの風景や遊牧民、
祈りを捧げる僧侶たちの写真が添えられている。
さらっと読めるが、ダライ・ラマの言葉だけに重い。

仕事で非常に頭にくることがあったのだけど、
「怒りは力ではなく、弱さのしるしなのです」
「ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、
「自分を自由にする手段」です」
という言葉にだいぶ救われた。
イライラして損なわれるのは自分の心なんだよね。
強い人になりたいです。

巻末にはダライ・ラマのインタビューと
チベットの歴史についての簡単な解説。
インタビューが行なわれたのが、2008年。
北京オリンピックを前にしたチベット暴動の後だけに、
ひとつひとつ選ばれた言葉の意味を考えたい。
チベットの歴史とダライ・ラマの半生をふりかえると、
この人にとって「ゆるす」ということが
どれほどの行為なのかと思う。

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