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本『アマゾン、アップルが日本を蝕む』

アマゾン、アップルが日本を蝕(むしば)む (PHPビジネス新書)

『アマゾン、アップルが日本を蝕む』
著 岸博幸
PHPビジネス新書

タイトルは意味がわかりにくいので、どうにかならなかったのかと思うが、
つまりは、アメリカの電子書籍市場はアマゾン、アップル、グーグルが
支配しており、そのまま米国ネット企業によるネット・ビジネスを
日本の電子書籍市場にも持ち込むと、日本の出版文化、ジャーナリズムが
衰退しかねない。日本はこれにどう対応するのか?
日本独自の電子書籍ビジネスを考えるべきでないのか、というお話。

アマゾン、アップル、グーグル、そしてフェースブックを
“ネット帝国主義”とよび、その脅威を指摘するという意味で
おもしろかった。これが行きすぎちゃうと、「ネット怖い」みたいになるのだが、
そうじゃなくて、なんでもかんでもアメリカの考え方を
グローバルだといって輸入すればいいのかという警告。
もともと、著者のコラム『岸博幸のクリエイティブ国富論』
わりと好きだったので楽しく読めた。でも反発を感じる人もいると思うので、
ネット礼賛本と足して2で割るとちょうどいい。

あと、オープン型のグーグルから、クローズドなフェースブックへの潮流は
最近あちこちで指摘されていて、またネットが変化していくのではと感じる。

本書で何度も言及されているジャロン・ラニエーの『You are not a gadjet』
については翻訳本『人間はガジェットではない』(ハヤカワ新書juice)が
出てるので、それについて補足があってもよかった。

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