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本『ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える』

ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える (朝日新書)

『ウェブ進化 最終形 「HTML5」が世界を変える』
著 小林雅一
朝日新書

HTML5は、ウェブを「何かを見るためのホームページ」から、
「何かをするためのプラットフォーム」に変える。

そもそもHTML5って何だ? 新しいウェブ言語じゃないの?
いやいやまた新しいバズワードでしょ。
ウェブ表現が新しくなると何か意味があるの?
みたいな段階じゃないかと思うわけですが、
この本ではHTML5というのが単なる記述言語の粋を超えて、
ウェブの共通言語であり、PCでもスマートフォンでも
タブレットでも、さらにはテレビでもカーナビでも家電でも、
同じウェブ・アプリが動くプラットフォームになるのだと解説。

HTML5とは何か、CSSとかJavaスクリプトとか、
canvasタグとかビデオタグなどの機能の話や、
ハイパーテキスト、ブラウザー戦争、XHTMLなどの標準化の歴史、
HTML5を支持するアップルやグーグルなど業界の動きまで、
HTML5入門書として最適な一冊。

タイトルがとっつきにくいので、
(もう忘れている人も多い『ウェブ進化論』の下手なパクリみたいだし)
サブタイトルを前にもってきたほうがよかった。

◆読書メモ

HTML5によって開発されたウェブ・アプリでは、
ユーザーがマウスを使ってウェブ・ページ上に自由自在に
図形や画像を描くことができます。あるいは普段、パソコン上で
何げなく行っている「ドラッグ&ドロップ」のような滑らかな操作性を実現します。
さらに電波の届かない場所でも情報処理を継続することができます。
要するに、機能、操作性、使用範囲など、いずれの点においても、
ネイティブ・アプリに勝るとも劣らないウェブ・アプリが実現されるのです。
これによって、今後はあらゆる情報処理をウェブ上で
行うことができるようになります。つまり従来のOS(基本ソフト)に変わって、
これからはウェブ(ブラウザ)が情報処理のプラットフォームになるのです。

80年代まで過去を遡って、そこから長い時間軸で見た場合、
まずパソコン時代を制したのはマイクロソフトであり、
そのプラットフォームは「ウィンドウズ」でした。
次に、現在のモバイル時代を開拓したのはアップルであり、
そのプラットフォームはアイフォーン(iOS)のような魅力的な携帯端末と
「アイチューンズ(アップ・ストア)」のようなオンライン・マーケットです。
そして今後はアンドロイドが勢いを増し、
最終的にモバイル市場を制するかもしれません。
さらに、その先にあるのは、モバイル端末からネット家電へと
広がるマルチ・デバイスの時代です。
そこにおける新しい共通プロットフォームが「HTML5とウェブ・アプリ」です。

「過去を振り返っても、(ITメーカーであるアップルの)アイポッドのような
低音質の携帯プレイヤーが市場を席巻すると、
それまで高音質を追求してきた日本のAVメーカーは衰退してしまった。
つまり家電がIT化すると、日本メーカーにはろくなことが起きない」

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