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本『スマートテレビ』

『スマートテレビ』
著 西田宗千佳
アスキー新書

言葉だけが先行してしまったために、
実体がわかりにくい「スマートテレビ」について、
スマートテレビとは何か、なぜテレビの価格は暴落したのか、
タブレットやスマートフォンとの連携などを解説。

サムスンが勝利を収める一方で、
パナソニックもソニーも巨額の赤字を記録。
“亀山モデル”でブランディングに成功したシャープも
強みであったはずの“液晶パネル生産設備”がお荷物になっている。
ここらへんの現状が非常によくわかる。

テレビはすでに一種のPCであり、
ネットやタブレット、スマホと連携していくのも必然の流れだろう。
スマートテレビ自体はバズワードなどではなく、
実際に今、動いている流れであり、今後もテレビのPC化は加速し、
数年後にはテレビの観かたは大きく変わっているはず。

現在、テレビをリアルタイムで見るのは
スポーツの試合のほか、Twitterの実況中継が楽しめる番組になるだろう。
スマホでツイートを確認しつつ、テレビを見るのは結構大変なので、
テレビ画面に組み込んでしまおう、という考えはわかるのだが、
みんながみんなニコニコ動画になる必要もないよね、とも思うわけで。

◆読書メモ

アナログ時代とデジタル時代で、テレビのなにが変わったのだろうか?
一言でいえば「半導体の論理でできるパーツの比率」である。
(略)デジタル放送対応テレビは言うまでもなく、LSIの塊である。
その結果、テレビを構成する主要パーツはLSIとなった。それはすなわち、
液晶とLSI製造に関わるコスト構造に支配すれる製品になった、ということだ。

パソコンメーカーであるレノボは、2012年、中国市場向けに
スマートTV「K91」を発売する。55型の液晶テレビなのだが、その中身は、
なんとアンドロイドそのものだ。ユーザーインターフェースには
手が加えられているものの、中身はタブレットやスマートフォンと同じである。
要は、画面サイズが55インチに大きくなったタブレットがスマートTVである、
という発想なのである。

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