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本『寂しい生活』

寂しい生活

『寂しい生活』
稲垣えみ子
東洋経済新報社

著者の稲垣えみ子さんが
「自書を図書館で借りた読者に会ってショックを受けた」
と書いて炎上したことは知っているのですが、図書館で借りました。
まったり断捨離中で本を増やしたくないだけで、
この本にお金を払う価値がないと思ってるわけではもちろんないです。

清貧生活を推奨している稲垣さんが図書館を否定するなんて!
と非難されたわけですが、この本には
「(購入して)読み終わった本は古本屋に売ったり図書館に寄贈、
ブックカフェに持ち込んで所有しない」
「自分にとって大切なものを提供してくれる人には
応援券としてお金を投資する」
と書いてあるので、図書館を否定してるわけではなく、
「よいと思ったならお金を払ってほしい」という
著者としては至極まっとうな意見かなと思います。

著者のように冷蔵庫やエアコンを捨てることはさすがにできませんが、
断捨離ブームの今ですら何かを捨てることにはそれなりの痛みを伴います。
そのものがもってた何か(便利さだとか贅沢だとか
幻だったとしても夢や希望とか)も一緒に捨てるわけですから。
その痛みもちゃんと書かれたうえで
本当に必要なものは何なのかを真摯に問うているところに打たれます。

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