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本『遠い朝の本たち』

遠い朝の本たち (ちくま文庫)

『遠い朝の本たち』
須賀敦子
ちくま文庫

須賀敦子のエッセイはいつもラストが見事だと思う。
えっここで終わり?という唐突さと同時に、これ以外にないという終わり方をする。

本書で取り上げられていて読んでみたいものメモ。
『即興詩人』
『サフランの歌』
『ケティー物語』
アン・モロウ・リンドバーグ『海からの贈物』
『戦う操縦士』
ジョルジュ・サンド『愛の妖精』

<読書メモ>

戦争がすぐそこまで来ていた時代に、
淳一は、この世が現実だけでないという事実を、
あのやせっぽちの少女たちを描くことで語りつづけていた。

あの本を友人たちと読んだころ、
サティという音楽家がいたことも、もちろん、彼の作品についても、
そしてなによりも、人生がこれほど多くの翳りと、
そして、それとおなじくらいゆたかな光に満ちていることも、
私たちは想像もしていなかった。


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