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本『ツイッター創業物語』

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

『ツイッター創業物語』
ニック・ビルトン
日本経済新聞出版社


2014年発売時に途中まで読んだのを再読しました。
創業者たちのドロドロの人間ドラマは『ソーシャル・ネットワーク』として映画化された
ベン・メズリックの『facebook』と並ぶおもしろさ。

4年経っているので多少、状況は変わっているものの、
むしろユーザー減とか身売りとか言われつつTwitterは生き残ってますね。


Twitterが日本で流行り始めたのは2009年頃だと思うけど
(広瀬香美が「ヒウィッヒヒー」とか言ってた頃です)、
Facebook のマーク・ザッカーバーグのような会社の顔がいないなと感じていたのですが、
それもそのはず、創業して3年くらいの間に4人CEOが変わっている。


創業者は4人。

エブ・ウィリアムズ
Blogger創業者。Bloggerをgoogleに売却後、Odeoに出資。
OdeoのプロジェクトからTwitterが生まれる。2代目CEO。


ノア・グラス
Odeo創業者。Twitterのネーミングはノアによるもの。
Twitterランチ後、会社から追い出される。


ジャック・ドーシー
Twitterのプロトタイプをつくり、初代CEOとなるが、
エブとの確執により2008年10月、追い出される。その間にSquareを創業。
2011年3月、エブを追い出し、Twitter に復帰。現CEO。


ビズ・ストーン
Blogger時代からエブを支持。ともにgoogleからTwitterへ。
エブ追放後、同じくTwitter を去るが、
2017年5月、ジャックに請われる形でTwitter に復帰。
Pinterest のアドバイザーでもある。
『ツイッターで学んだいちばん大切なこと』という著書もあり、
日本ではこの人が比較的知られているかも。


Facebook もそうだけど、スタートアップが急激に成長していくなかで、
創業者たちの友情は壊れる。
ユーザーの急増にシステムは追いつかなくなり
(Twitter のクジラは当時当たり前のように発生しましたねー)、
会社の方向性や経営をめぐって争いが起こる。


本書がジャックに対して辛口なのは創業者4人のうち3人が彼に追い出されているので、
公平にインタビューしても彼のことを悪く言う人が多くなるのはしょうがない気がします。


2014年時点ではまだTwitter は「社会を変革する」ととらえられていて、
その頃の勢いは今見ると眩しいくらい。

スタートアップを起動に乗せて、マイクロソフトかgoogleあたりに高く買ってもらうというのは
当時のアメリカンドリームだったわけだけど、
今、あの頃の輝きを保っているところはどれだけあるんだろうか。

YouTube →googleが買収
Flickr →Yahoo!が買収
Instagram→Facebook が買収

 

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