三信ビル解体中

仕事で9月にオープンしたばかりの
ザ・ペニンシュラ東京へ行ってきました。

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あいつぐ高級ホテルの中でも、
ペニンシュラの日本進出は目玉だったと思うのですが、
実物は「ふーん」という感じ。
オープン当初は行列が出来ていたというロビーのアフタヌーンティーですが、
ロビー自体がとても狭いので落ち着かないのでは。
カメラマンOさんは「なんかこの手のホテルって下品じゃない?」
と言ってました。私は「下品」とまでは思わないものの、
建物的には断然、前の日比谷パークビルの方が好みなわけで。
(ちなみに、宿泊料金は最低でも約7万円。
マチコ嬢は「え? だって泊まるだけですよね?」と言ってました。)
元々、通りからちょっと奥まった三角地帯にあるので、
窓から皇居がすぐ見えるでもなく(部屋によっては見えるのかも)
ひし形だという廊下の構造もどうなのかしら?
まあ、泊まれない下層階級のひがみかもしれませんが。

私としては、ペニンシュラの隣の隣にあった三信ビルが
絶賛、解体中だったのが、ちょっとしたショックでした。

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シャベルカーの位置からして、内部はもう解体済みですね。

ニューワールドサービスの閉店前から一部で解体が始まっているようでしたが、
あっという間に壊されちゃったんだなー。

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丸の内八重洲ビルも解体中。
三菱一号館は2009年竣工予定。

旧津金学校

山梨にきたら一度は見に行きたいと思っていた旧津金学校に行ってきました。
同じ北杜市にあるとはいえ、山を超え、バスを乗り継がなければいけないので
結構、大旅行。そのバスも1日5本(休日は4本)しかないので、
山梨交通のサイトで時刻表を綿密にチェック。
須玉歴史資料館のサイトには「津金農協」下車と書いてあるんですが、
バス路線図には「津金農協」というバス停は載っていない。
韮崎駅の交通センターに聞いてみると、「大丈夫、停まるから」というのですが、
後からバスの運転手さんが教えてくれたところによると
津金農協がなくなってしまったので、バス停の名前も「津金中」に変わったとのこと。
てきとうだなー。

韮崎からバスに揺られること45分(酔いそうだったので寝てすごした)。やっと到着。
津金小学校が統合によって閉校した後、
明治校舎を解体復元して「須玉歴史資料館」に、
大正校舎を農業体験施設「大正館」に新築復元、
昭和校舎は取り壊され、レストラン、宿泊施設を備えた「おいしい学校」として
それぞれ、再利用されています。

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左から、おいしい学校、大正館、須玉歴史資料館。

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須玉歴史資料館(旧津金学校)
明治時代に作られた擬洋風建築を解体復元。くわしくはこちら

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擬洋風建築って決して美しくはないんだけど、
「洋風=文明開化」だった時代のめちゃくちゃなエネルギーとか
西欧に対する憧れとかが表現されているところが良いと思う。

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須玉歴史資料館の休憩コーナー。
受付のお姉さんが「蓄音機、聴かれますか?」とレコードをかけてくれました。
選曲もおまかせしたところ美空ひばりの『リンゴ追分』。
A面が終わったところで、今度は受付のおじさんが現われてB面を再生。
初めて聴きましたが『リンゴ園の少女』という綺麗な曲でした。
「美空ひばり知ってる?」とおじさん。
「ええ。でも、この曲は初めて聴きました。蓄音機も綺麗な音がでますね」と私。
「今のCDは人間に聴こえる部分しか再生しないけど、
アナログは人間に聴こえない音も再生するからね。体が聴いてるんだよ。
アナログレコードは体にいいらしいよ」とおじさん。
本当かなと思ったけど、聴こえない音を体が聴いてるってのはなんだか納得。

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1階のカフェ明治学校。
学校用の小さな椅子や黒板、ピアノが使われているところがかわいい。

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1階廊下。陰翳礼賛。

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2階の復元教室。
椅子に座ったり、教壇の上の始業ベルを鳴らしたり、
楽器や手動式の電話に触ったりできる展示が楽しい。
年配のおじさんたちが、「俺の子供のころはこういう机だったよ」、
「出席をとりまーす。○○君」、「はーい」とはしゃいでいたり、
高校生たちがピンポンパンポーンと鉄琴を叩いていたりして
なかなか良い展示だと思いました。
そのほか、台湾が植民地として日本領になっている戦時中の地図とか、
開戦日の学校日誌なども展示されてます。

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透かし天井が涼しげなベランダ。

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大正館
陶芸やそば打ちの体験コーナー、公民館として利用されている。

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大正館入口には「ツバメが入るので玄関は閉めてください」の貼り紙が。
体験コーナーは予約が必要だが、内部は自由に見学できる。

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大正館の廊下。新築の建物ですが、こういう昔の雰囲気が嬉しい。
“踊り場フェチ”に続き、自分は“廊下フェチ”じゃないかと認識。

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おいしい学校
イタリアンレストランやパン工房、ハーブ湯、宿泊施設などがある。
私のように明治校舎を目的としてここにくる人は少なく、
一番人気はこのおいしい学校。
学校給食をイメージしたランチなども食べられるらしいのですが、
明治校舎、大正校舎を見ている間にランチタイムが終わってしまい、
レストランは準備中。パンを買ってベランダで食べました。

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桜並木の向こうに南アルプスが一望できるグラウンド。
もう学校はなくなっちゃたけど、こんなグラウンドで大きくなった子供たちは
この景色を忘れないだろうなと思ったり。

ニューワールドサービス閉店

2005年1月に三信ビルの解体が発表され、
テナントが次々に移転していく中で、
ひとりがんばっていたニューワールドサービスがついに閉店。
(2006年8月の様子はこちら。)
三信ビルの中に入れるのもたぶんこれが最後なので、
ちょっと寄ってみました。

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撮影禁止の札をあざ笑うかのようにビル内は大撮影大会。そりゃそうだ。

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残念ながらすでに閉店。
(ニュース記事によると、朝から常時20人ほどが並んで、3時には閉店したらしい。)
最後を見に来たおば様たちが「中だけでも見せてちょうだい」とのぞいていました。

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ガランとした館内が寂しい。
入れ替わり立ち替わり人がやってきて名残を惜しんでました。

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半分はしばらく前からすでに閉鎖。

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左半分が閉鎖。取り壊しはすぐにも始まるのか。

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ニュース記事などにも書かれていましたが、
オーナーである三井不動産は本日、東京ミッドタウンをオープン。
三井不動産は三井本館と三井タワーなど、新旧建物の共存も行なっていて、
実際に三信ビルは数年前まで補修工事がちゃんと行なわれていた。
それだけに取り壊し決定は残念。
あきらめずに保存運動を継続している方々もいます。→三信ビルの保存を考える会
ニューワールドサービスのお知らせはこちら

鬼龍子

10倍ズームカメラを借りたので、
前からアップで撮りたかった鬼龍子くんを見るために
徹夜明けなのに無理して湯島聖堂に出かける。

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湯島聖堂。中の門(大成殿)が開いてるとこ初めて見たよ。

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鬼龍子(きりゅうし・右の豹みたいの)と鬼狛頭(きぎんとう・左のシャチホコみたいの)

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鬼龍子くん。
曇りだったのと露出がよくわからず暗くなっちゃってますが、さすが10倍ズーム。

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鬼龍子くんアップ。こえー。

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しつこく鬼龍子。かわいー。

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湯島聖堂に来たからには、神田明神にもよらなくては。
と思ったら、結婚式をしてました。

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花嫁さんの衣装を直したり、
赤ちゃんの注意を引くためカメラマンさんが鈴を鳴らしてたり
はたから見ていても微笑ましい記念撮影の光景でした。


解体

通勤途中にちょっと好きな家があって、
普通の住宅なんだけど、
扉の横にステンドグラス調の大きな窓があって
外から推測するに、1階から2階へ続く階段のところが
吹き抜けになっていて、中からはステンドグラスの色が
綺麗に見える洒落た家だと勝手に思っていたのだが、
2、3日前に通りかかったら、解体していた。
(ショックで一度通り過ぎたのを5分くらい戻って確認しに行った。)
ちょうど私が通りかかったとき、シャベルカーが私の憧れの
ステンドグラス窓をグワシッとつかんでひっぺがしていました。わーん。

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工事中にカメラを向けると怒られそうだったので数日後にこっそり撮った。
さらに数日後には更地になってました。
古い家でもなかったし、空家にも見えなかったけど、
解体して新しい家を建てなおすのかしら。
一度、中からステンドグラスを見てみたかった。

旧岩崎邸

仕事で旧岩崎邸に行くというカメラマンおかっちとMくんに便乗。
朝8時10分、湯島駅の待ち合わせに到着すると
「人間やればできるんだなー」と言われた。

あくまで仕事なので、撮影時間は30分ほど。
見学する時間もないので、とにかく撮りまくる。
(普通に行っても見学・撮影は可能です。入園料も払った)
岩崎家の建物は多くが公開されていたり、公園になっていたりして
三菱の懐の広さを感じます。
職員らしき人が5、6人いたけど、
私も雇ってくれないかしら。岩崎さ~ん。

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最近気がついたけど、私って“踊り場フェチ”かも。

大倉集古館

仕事でホテルオークラに行ったので、大倉集古館に寄り道。
といっても、館内を見学するほど時間の余裕はないので、
お庭を一周しただけですが、伊東忠太の設計だからなのか
大倉さんの趣味なのか、庭にも変なやつらがいっぱい。

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ホテルオークラに隣接する大倉集古館。

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大倉さんが集めていたのは中国古美術なので、中国調のデザイン。

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灯篭(?)の周りを回る、トラみたいなやつや象みたいなやつ。
緑に黄色という配色もサイケ。

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ポーズが決まっている龍。

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すごくいい顔でたたずむ人たち。

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私の貧困なイメージだとマハラジャな感じ。

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屋根飾りが龍の口から伸びているところがダイナミック。

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大倉さんと羊。
変な組み合わせだけど、この庭の中ではいちばん普通の人たち。

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灯篭に巻きつく龍。

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すごくいい顔している獅子。
藤原道重作、元禄元年と彫ってある。

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入口の鐘の上にいた玉を争う(?)龍くんたち。
ボールにじゃれているようにも見えます。

ニューワールドサービス

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仕事で近くまで来たので三信ビルによってみる。
地下は閉鎖され、1階も半分ほど閉鎖、
ほとんどの店舗が移転した中、ニューワールドサービスだけが営業中。

「30年もこの近くで働いているので、このビルがなくなってしまうのは
本当にさびしい」というお客さんと、店員さんの会話を聞きかじったところ、
「今後のことはまだ決まっていない」、
「(いつ取り壊すのか)私たちは知らないし、私たちには関係ないから」
「もうここしかやっていなんだけど、みなさん、遠くからよってくれるので」
だそうです。

おじいちゃん店長は、いつものように紳士らしい格好でおちゃめな口調。
なんだか、店長が三信ビルの化身のように見えてきました。

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名物のハンバーガー。

ハッとしてGood !

以前に「現代の三種の神器、パソコン、新聞、PiTaPa」の広告で
私の心をぐっとつかんだ大阪ですが、今回も見つけました。

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建設工事中の淀屋橋アップルレジデンス。
イメージキャラクターはなんと田原俊彦。
「新・TOSHI生活宣言」という一言が言いたかったための人選としか思えない。
「ハッとして、梅田。グッときて、なんば。パッと目覚める、淀屋橋。」
……。

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としちゃんほどのインパクトはないが、左下に書いてある
「ええんかいな お得すぎるでー!」がかわいい。
期間限定で割引したり、乗れば乗るほどお得になったり、
ICカードの利点を生かしたPiTaPaのサービスは
ぜひ東京メトロでも見習って欲しい。

今回は見て回るだけで終わっちゃった建物も多いので
今度大阪に行く機会があったら、
近代建築を利用したお店まわりをしてみたい。
行ってみたいとこ覚え書き
フランス料理店『シェ・ワダ』、
新井ビルのスイーツ『五感』、
北浜レトロビルヂングの紅茶店、
青山ビルの喫茶店、
ダコタハウスの『ROBOCAFE』などなど。

大阪一人旅 2日目

朝は10時30分ごろにチェックアウト。
昨日、炎天下を歩いていたせいか、眼の下(クマができるとこ)が真っ赤に
なってしまったので、反省してまず帽子を買おうと、
建築ウォッチングもかねて高島屋へ。でも気に入ったのがなくてうろうろ。

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大阪なんば新歌舞伎座

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前回、食べられなかったクレープ屋アルションで朝食。
クレープといってもフランス料理っぽいお店なので、
冷製スープ、有機野菜のサラダ、リンゴのクレープ、セイロンアイスミルクティー
というサラダランチで1050円。本格的な味がしておいしかったです。

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大阪日本橋教会

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前回ゆっくり見れなかった大丸大阪心斎橋店を再訪。

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基本的に店内撮影はNGでしょうが、これくらいならいいかなと階段を盗撮。
ここでも帽子を探すが、気に入らず。
結局、大丸の向かいにあるOPAで帽子を買って、
これでばっちりと外に出たら空が曇りだしたので帽子いらないかも状態に。

淀屋橋に移動して昨日に引き続き北船場コースのウォッチングを開始。

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大阪ガスビル

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渋川ビル

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伏見ビル
となりのツタで覆われているのは青山ビル。

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この伏見ビル、昨日も目の前を通っていたのに、
1階が綺麗なギャラリーだったので気づかず通り過ぎてました。
そのときも2階の窓にウォーホルのポスターが貼ってあったりして、
ボロビルにカラフルなポスターって使い方が気が利いてると思った。

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日本生命本館

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大阪倶楽部

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山内ビル

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フジ工業

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ダコタハウス
1階が「ROBOCAFE」という非常に魅力的な名前のカフェだったのですが
時間がないので断念。

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日本基督教団大阪教会

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大阪教会の向かいに立つ、結婚式場アスタープレイス。
大阪教会をおもちゃにしたようなデザインを真向かいに立てちゃう神経がすごい。
そして式場の係員みたいな人がうろうろしていたので、
大阪教会もゆっくり見れずジャマ。

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ダイビルの大大阪で休憩しようと思ったら、日曜日は休みでビルにも入れず。
前に来たときは何にも考えず土曜日に来たので入れたけどラッキーだったのね。

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ダイビル正面玄関上の「鷲と少女の像」。

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ダイビルの柱にはロマネスクな彫刻が。

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怖い……。

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川向こうに住友ビルディングを眺める。

ここで雨が降り出し、やっと帽子が役に立つ、と思ったら、夕立に。
あわてて中之島図書館に逃げ込む。
図書館も日曜なので休館。入口で雨宿り。
10分ほどで雨もあがりましたが、中之島図書館で雨宿りなんて贅沢な経験かも。

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大江ビルディング
こういうふうに道路にあわせて角を切ったデザインって好き。
「番画廊」というすごいネーミングセンスのギャラリーの看板が出ていたので、
入ってみようとしたら、守衛さんに「今日は休みです」と止められる。
大阪の近代建築は喫茶店やギャラリーとして現役利用されてるのが良いと思う。

今回、目標としていた建物はほぼすべて回り終わったので
そのままテクテク歩いて、梅田駅へ。

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前回、ぎりぎりで工事前だった梅田阪急ビルは、現在こんな状態。
コンコースは完全に立ち入り禁止になって迂回路ができてました。

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まだ多少、余力があったので梅田スカイビルへ。
最上階には世界でもめずらしい屋外にある「空中庭園展望台」があります。

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シースルーエレベーターで35階へ、そこからシースルーエスカレーターで39階へ。
さらにエスカレーターと階段を登って屋上へ。

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北側の風景。大阪って意外と川の町なんだなーと再確認。

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この空中庭園展望台、入場料が700円もするので
ケチな私はどうせなら夕焼けと夜景も見ていこうかなと思うものの、
日没までまだ1時間近くある。まわりは当然のことながら8割がカップル。
それでも、疲れたのでぼーっと窓の外を見ていると、
いきなりおじいちゃんに話しかけられました。

おじいちゃん曰く、
「こうやって上から見ると大阪もずいぶん違って見えるわな。
ビルが人みたいに見えるやろ。大きいのやら小さいのやらあって。
ビルも作った人がおるからな」と、
まるで私の旅の目的を見透かしたみたいなことを言う。
建物も作った人がいるから、華美だったり、まじめだったり、
地味だけど綺麗だったり、作った人の性格が反映されるのかな。

その後、約1時間、ほとんど一方的におじいちゃんがしゃべり続け、
今、68歳だということから、息子さんは厚生省に勤めてて、
この間、老人ばかりでヨーロッパを旅行してきたこと、
昔、リオデジャネイロに行ったときはイラク戦争があったので
飛行機の乗り継ぎに苦労したことなんかを延々と聞く。
しまいには「あんた、ひとりかい。若いうちはいいけど、
歳とったら寂しくなるし、結婚はしたほうがいい。それが人間やし、動物や。
そりゃ失敗することもあるけど、挑戦することが大事や」
と説教までされる。よけいなお世話ではあるんだけど、
なかなかおもしろいことをおっしゃるので、拝聴する。
おかげで日没まで退屈せずにすみました。

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南側。梅田駅周辺の夜景。

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SFちっくな夜の梅田スカイビル。

8時ごろまで展望台で夜景を見て
8時30分ごろの新幹線で帰京しました。

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